雨も上がって、5月らしい気候となった京都です。
朝からいろいろと用事があって、散歩の目的地を決める余裕がありませんでした。婆さんは「私は買い物」と言うことです。
足慣らしを兼ねて街中を歩くことに決め、錦小路を歩き錦天満宮まで行って挨拶。今日の錦市場は人も少な目でしたので、歩くのは楽でした。外国語は飛び交っていましたが。
四条通に出て、四条大橋を渡ります。鴨川には「納涼床」が出ていました。5月から9月まで設けられる風物詩です。
ここでどこに行こうか考えたのですが、八坂神社の皐月が咲いているという情報を思い出したので行って見ました。四条通側にある「西楼門」前が見事でした。本殿に、京都散歩の無事をお願いしてきました。
円山公園も一回りしてきたのですが、これと言った花も咲いておらず、人も少なく静かでした。花菖蒲が咲いていると思っていたのですが、私の思い違いだったようでした。
四条通に戻り、途中から祇園白川に向かいました。普段着の着物を着た舞妓さんとすれ違ったので、後姿を思わず「盗撮(?)」。
白川筋は、紫陽花が咲き始めていました。4,5日後が見頃と言ったところでしょうか。桜の時期も良いですが、私は紫陽花の時期の白川が好きです。人も少ないこともありますが。
鴨川を眺めながら川端通を三条大橋まで上がります。
三条大橋を渡り、木屋町通りに向かいました。大橋の手前に花が奇麗に咲いていました。何の花か帰ってから婆さんに聞きましたら「バラだよ」とのことでした。本当だとは思いますが。
木屋町通りにも紫陽花はありますが、花が咲くのは「まだまだ」でした。静かな一之船入の様子です。二条通に出たところには、紫陽花「墨田の花火」も咲いていました。
二条通にある善導寺に立ち寄りました。竜宮門が目を引くお寺です。創建は不明ですが安土・桃山時代とも言われているようです。皐月が咲いていました。
二条大橋から鴨川に降りました。今日の鴨川は、こんなのどかな景色でした。
加茂大橋まで上がり、そこから今出川通に出ました。途中、「シモツケソウ」があちこちに咲いていました。これも後から婆さんに名前を聞いたのですが。
お昼を食べるため、出町桝形商店街を通りました。アーケードの下を「鯖」が飛んでいました。鯖街道の起点ですので、たぶん「鯖」だとおもいますが。私の好きな商店街の一つです。
商店街の近くでお昼を食べて、寺町通を上がって本満寺まで行きました。枝垂桜で有名で、今年、私も訪れています。芍薬の名所としても知られていますので、花の時期は過ぎているのですが、少しは花が残っているかと思い行った訳です。
残念ながら、花は全くありませんでした。しかし、青葉の枝垂桜は、思いの外見応えが有り、緑色のシャワーをしっかりと浴びてきました。
相国寺の境内を抜けて行くことにしました。境内の放生池では、蓮の花が開き始めていました。咲きそろうのはもう少し先になりそうです。
御苑に入り、京都御所に寄ってきました。紫宸殿は、いつ見ても「美しい」と感じる建物です。大袈裟に言えば「感動」します。
小御所前にある「御池庭」も、私の好きな庭です。緑が濃くなっていて奇麗な時期です。こんな場所が、無料で一般公開されているということは、外国の観光客にとっても嬉しいことだと思います。
御苑の中をゆっくりと歩いてきました。大文字山も良く見えます。
堺町御門へは九條池を抜けて行きました。鷺がじっと佇んでいました。餌でも狙っているのでしょうか。
堺町通を御池通まで下がり、紫陽花の様子を見てきました。御池通には多くの紫陽花が植えられていますので、私的には、ちょっとした名所だと思っています。白い紫陽花もあるのですが、まだ咲いていませんでしたが、青い紫陽花が奇麗でした。「いしだあゆみ」さんはいませんでしたが。
六角通まで下がり、六角堂に立ち寄りました。ここにも花菖蒲があったような気がしたのですが、勘違いでした。六角堂の周りにこんなものが置かれていました。「祈願鳩」というものだそうです。願い事を込めて「鳩祈願」をするため納めるようです。女性が喜びそうな可愛い鳩の人形です。
烏丸通を渡って家に戻りましたが、気が付いたら家の鍵がありません。近くに娘のお店があるので鍵を貰いに行きましたが、こんな時に限って娘は不在です。仕方がないのでもう一度家に戻って、再びインターホンのボタンを押したところ、今度は、孫娘が学校から帰っていました。
気候が良く、気持ちよく歩くことが出来ましたが、調子に乗り過ぎて、足慣らしどころかハードな散歩になってしまいました。
今日の歩数は、20,435歩。疲れた~~~!