米疾病対策センター(CDC)が発表した最新の週次報告書によると、鳥インフルエンザウイルスが人を介して飼い猫に感染する可能性があることが指摘された。この報告書では、実際に確認された2例について紹介されており、いずれの猫もウイルスに感染し、最終的に死亡している。
専門家によると、これまで鳥インフルエンザは主に鳥類間で感染するものと考えられてきたが、今回の事例は新たな感染経路の可能性を示唆しているという。特に、飼い主が無症状あるいは軽症の状態でウイルスを持っている場合、ペットへの感染リスクが高まるのではないかとの懸念が広がっている。CDCは今後さらに詳しい調査を行うとともに、ペットとの接触時には手洗いや消毒を徹底することを推奨している。
これを受けて、ペットオーナーの間では「うちの猫もマスクをしたほうがいいのか」「ペット用ワクチンはまだないのか」といった疑問がSNS上で飛び交っている。一方で、「そもそも猫が家の外に出なければ問題ないのでは?」「また不安を煽るニュースか」と冷静な声も聞かれる。
この話題、確かに重要な問題ではあるが、飼い主が過度に恐れるのも考えものだ。結局のところ、ペットを守る最も効果的な方法は、彼らに過度なストレスを与えず、健康的な生活を維持することではないだろうか。そして何より、猫にマスクをつけることを本気で考え始める前に、まずは自分自身が健康に気をつけるべきかもしれない。