妻です。
東日本大震災発生から二年が経ちました。
あの日、珍しく仕事が休みだった私は、
当時住んでいたマンション(3階)のベランダで洗濯物を干していました。
ぐらりと身体が揺れ、一瞬「立ちくらみかな?」と思ってふと室内に目を向けたら・・・
液晶テレビがぐらんぐらん揺れています。
「あ、地震だ、大きいな」(でもすぐ止むかな?)と呑気に思っていたら、
次第に揺れが強くなり、本棚から本が落ち始めたのを見て、
「や、やばい、外に逃げなきゃ」
あわててガスの元栓を閉め、財布の入ったバッグを持ってマンションの中庭に避難。
夫や職場の人に電話も携帯メールもつながらず、
仕方なく小一時間マンションの周りをウロウロ。
夫は勤務地の赤坂から数時間かけて歩いて帰宅しました。
二年も経つのに、あの日の恐怖は生々しく残っています。
宮城の気仙沼の友人に連絡がつかず、
何日もかけて行方不明者の安否確認サイトで情報を収集し続けました。
(数週間後、サイトで友人の無事は確認できましたが、友人のお父様は津波で亡くなられていました)
震災の三ヶ月後、いまのマンションに引越しをして、
すぐにふくちゃんの里親になりました。
まだ余震も多い時期で、ペットを飼うタイミングか迷ったのですが、
私自身、何かに癒されたかったのかもしれません。
(日本中が疲弊していましたね・・・)
そして実際、背中に天使の羽を持つダミ声のレディに、
本当に本当に癒されました。
ふくちゃんはあの日、お寺でどうしてたのかな。
ちこはまだ産まれてなかったね。
この二年の間に色々変化がありましたが、
一番幸せな変化はふくちこと出会えたこと。
このブログに綴っているような、日々のささやかな出来事のひとつひとつが、
愛おしくてなりません。
あらためて、犠牲になった方々のご冥福と、被災地の一刻も早い復興をお祈りします。