1996年に初めてNHKセッション505に出演した時の事を、今、なんとなく思い出した。あの時の状況は凄かった。初の全国放送が、ライブ一発録り録音で、メンバーも、ベースの哲男さん以外は(ドラム小林陽一さん、テナーサックスがボブケンモツ氏、バイブ竹田直也さん)前日初顔合わせ。ほぼ当日リハが初演奏。クィンテットでの演奏は生まれて初めて。選曲もアレンジも全部私に任されてたので、指示もしなければいけない。インタビューもあるし、、頭が飽和状態になってきて、休憩時間を見計らって師匠(大野三平氏)に電話したのを今でも昨日の事の様に覚えている。その時の三平さんの言葉は、「聴きに行こうと思って一度家を出たんだけど、きっと電話がくると思って、戻ってたよ。本番では、特別何かしよう、とか思わない事だ。」 だった。うーん、全ては理解できなかったけど、とにかく、ありのままで良いのだ(私は楽天家?)と勝手に解釈して、本番は思いきり演奏できた。
今思うと、深い言葉だった事が理解できる。
私も最近では、昨日の様に、本番前に緊張ぎみの生徒から電話をもらったりする事が多くなった。三平さんの様な深い言葉をかけてあげられたら良いのだけれど、、、
今思うと、深い言葉だった事が理解できる。
私も最近では、昨日の様に、本番前に緊張ぎみの生徒から電話をもらったりする事が多くなった。三平さんの様な深い言葉をかけてあげられたら良いのだけれど、、、