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小型軽量の(はずの)Pentax-K30 サイズ

2019年09月23日 | カメラ・ビデオ関連
Pentax-K30を使い始めて約一か月、小型軽量モデルというK-30であるはずながら、いつも手にした時に「相変わらず重いなあ」と思っていました。 ずっとそのままになっていたのですが、我が家の小型軽量デジタル一眼レフカメラ・EOS Kiss Digital Nと比較してみることにしました。

  

Canonのミドルクラスモデル・EOS40Dとくらべると、圧倒的に小型軽量であるEOS Kiss Digital Nです。 Pentax-K30を横に並べてみると・・・・ ほとんど同じ大きさです。
そう、K-30の大きさそのものは、手に持ち慣れたEOS Kiss Digital Nと違いは感じていませんでした。逆にボディカラーが黒色ということもあって、目にするたびにK-30は「小さいボディだなあ」とさえ思っていました。
ところが、見た目が小型だけに! 手に持った時にその都度「重いなあ」と思ってしまうわけです。

  

バッテリーを入れたEOS Kiss Digital Nの重量、560g!
  
  

バッテリーを入れたPentax-K30の重量、655g・・・・ 数値で見ると少しだけのように思いますが、この重量差は手に持った瞬間にかならず「重い」と感じる重量差です。

(CanonミドルクラスEOS 20DとKissの比較は、以下の過去の記事にMEMO

過去のMEMO、ミドルクラスEOS20Dの重量に近い655gは、やはり重たく感じても当然かもしれませんね。
(EOS40Dでは、星空撮影中にバッテリ交換を避けるため、常にバッテリーグリップを取り付けた状態で、なおかつバッテリパック2個を入れてあるため、こちらは常に、いつも重たいカメラです(^-^;))
  


〇ペンタックス・カメラボディの防塵防滴     2019.10.06

PENTAXのHPにK-30ボディの防塵防滴(クリックでジャンプ) 、 に関しての特徴アピールがあります。
------ 引用 ---------
81カ所にシーリングを施した信頼の防塵・防滴構造。ホコリや水滴に強く、場所・天候を気にせず撮影が楽しめます。また-10℃まで動作保証する耐寒性能を備え、冬のアウトドアでもアクティブに使いこなせます。 
----- 引用終了 --------

上記でPentaxK-30ボディが「小型でもなんかちょっと重たい」という内容をメモしましたが、「防塵防滴」のための各部の設計、製作が施されているボディなので、それだけ各部が少しずつ重量が加算されていって、最終的にはそれなりの重量の数値になるかもしれませんね。

比較でCanonEOS Kiss Digital Nの<体重測定写真>をアップしてありますが、例えばCanonでは、エントリー機のEOSkissでは特にアピールされていませんが、ミドル機と言われる40D、 60D、 70D、 80Dではある程度防塵防滴処理のなされたボディであるということです。

40D、50Dまではボディが合金の金属製でしたが、60Dからプラスティック・ボディになって軽量になっているとのことですが、それでもEOSKissの軽いボディ重量よりはずいぶん重たいボディになっています。

PentaxK-30では、本体内部のメニューに「AF微調整」があったり、「タイムラプス撮影設定」が標準装備されていたり、「デジタル水準器」が装備!だったりと、 Canonの延長線上でイメージすると「K-30はエントリー機ではないなあ」と思っていました。 そこへCanonのミドル機で装備される「防塵防滴」もK-30には装備されているわけですから、その意味で、

 「 ペンタックス K-30 は、 エントリー機ではなくミドル機 」

ではないかなあ、とここ1か月少々Pentaxカメラを使ってみて思うようになりました。

では、この防塵防滴機能は必要なのだろうか?という点が次に気になります。

結論から言うと「絶対あったらいい装備だなあ」というのが個人的感想です。
ふつう天気の悪い日や、荒れた天候の時に、カメラをもって何かを撮影に行こうというようなことは普通の生活をしている者にとってはほとんどない状況と言えます。 ・・・ですが、

「 いい天気だったのに、悪天候になってしまった 」 という場面には、かなりの頻度で出くわすことがあると思います。

(今日はいい天気でスキー日和だ!と銀世界で楽しんでいたら、急に雪がチラホラ、そのうち半分雨になったような「みぞれ」が降り出して、ゲレンデから退避、建物の中に避難するまでの間、もし胸にカメラをぶら下げていたら、ボディとレンズはかなり水を浴びることになります。 また空から何も降ってこなくても、例えば夜明けに熊笹の山道を歩くと下半身は大雨に振られたようにびしょ濡れになりますから、カメラをぶら下げているとかなり濡れてしまいます。 また晴天の夜中に三脚を構えて星空を撮影していると、夜露の多い日はとくにカメラ・レンズは霧吹きでずっと吹き続けたような状態になりますね。)

同様のことは、公園でも、海でも、市街地や郊外の散策でも、どこかに退避完了するまでの間、雨風に打たれる、ということは、決してあり得ないというようなことはないと思います。

もちろん、カメラ・レンズをバッグにしまう!というようにそれぞれの対応は可能ですし、実際に行うと思いますが、それでも「カメラ本体が防塵防滴装備」というのは、じわじわとそのありがたみを感じることになりそうな気がします。
( 水中カメラ・完全防水カメラ までの機能は、祖の意味では必ずしもなくてもOKかな)

比較 Youtube動画

まだフィルム時代から、様々な冒険記録用にカメラメーカーが協力してきた中で、ある冒険家はNikonを携行している、というような場面を目にすることがあります。 国内でも報道カメラマンがNikonを多用しているということも、記憶のどこかにぼんやりと刷り込まれていたりします。 実際には他のメーカーのカメラもあると思うのですが、「 本格的なプロ仕様はNikon 」というイメージは、 たぶん妄想ではなく実際に様々な場面からメーカーへの故障修理依頼や、クレームを経て、細部の細部に至るまで進化し、仕上がっていっていると思います。
( ミノルタ、Sonyのミラーレス一眼が、急に台頭した時、プロの過酷な使用に耐えうるのか、という点も多く問題に扱われているのを目にしました )

いわゆる老舗メーカーは、地球の(南北)極点での記録撮影とか・・・それぞれ大陸の最高峰の海抜での撮影とか・・・荒れた海での撮影、高温多湿のジャングルでの撮影・・・などなど、長い時間の中で発生した各種問題、故障を、一つ一つクリアしてきていて、今もクリアしようとしているはずです。
( これを、こんな風に作って売ったら、うけるんじゃないかな?の方向性とはちょっと違うかもしれませんね )

カメラメーカーが持っている資産、いわゆるノウハウ!というものの価値は、この点においても動かしがたい、大きな価値になるでしょうね。

< 形だけ真似して、 内容物を丹念にコピーして、 可能な限りパクリを積み重ねて、 何とか形にしたものを オリジナル製品 としても、 その実内部で何がどうなっているのか全く分かろうとしないと、ずっと不明のままになってしまいますね。 ご近所の国の会社がカメラ事業に参入したこともありましたが、 すぐ無理がたたったのか撤退してしまった例もありますね。>

話は戻って Pentax というメーカーは、 かなり紆余曲折の歴史をたどってきていますし、今後もどうなっていくか分りませんが、 それでもこのカメラ事業領域のPentax、初めての一眼レフカメラをこの世の中に提供したカメラメーカーPentaxは、その長い歴史の中で得たノウハウは、決して小さくないと思います。

今手元にあるK-30を眺めてみて、なんかPentaxって興味深いメーカーだなあ、面白いモノづくりをするなあ、とそんなことをふと思ってみたりしています(^-^;)。

PS
Nikonの最新機種Z6、Z7の流れで、Z-50が話題になっていたりするようですね。 はい、Z-50購入して、使って・・・いました。(^-^;) Pentaxですけど・・・(^-^;)。 
PentaxZ5も使ったかなあ、、Pentax1は眺めているだけだったなあ。 

Nikonが Zシリーズでカメラを登場させるというニュースを見た時、「あれ、Pentaxとかぶる?かなあ?・・・いや、フィルムではなくデジタルカメラの時代なので、そんなことはないか。」とか思ってしまいました。

でも、6、7 という数字を見て、 「ああ、Pentax Z-5を避けたんだなあ」と個人的にはひとりで納得していました(^-^)。














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