
(PentaxK-30 70年代のPentax-Mレンズ の 絞り環)
星空をカメラで撮影する場合、露出設定に関しては「絞り値」「シャッター速度」「ISO感度」のそれぞれの数値を、カチカチカチと指先で合わせて露出決定をすることになります。
それでも例えば、
50mmf1.7レンズ開放f値で撮影しようとする時、ISO感度を800か1600にし、そしてシャッター速度を5秒か4秒くらいにすると、そのまま星空に見えるJPEG写真をカメラ本体内部で映像化してくれる・・・・ように思っています。
その時、レンズのf値を4とか5.6にした場合、<三段絞った>とか<四段絞った>というひょうんをします。 レンズの絞りを絞った場合光の量が減少するので、シャッター速度をより遅くすればいいのですが、 もし適正露出状態からの変更であれば、
「絞りを四段絞った」 ので、 「シャッター速度を四段遅くする」 と OK?
完全にそれで正確に正しいかどうかは別として、基本的に各種設定を「〇段変更」していくわけですね。
・・・・・ では、露出設定での「一段、って何」となるわけです。
基本的には 「だいたい見当で各数値を変更して、試しに一枚撮影してみる」ことで確認できるのですが、 露出の「一段」が分っていたら、その露出設定変更の時に比較的ストレートに露出設定変更が可能になると思います。
もうひとつ別の例、
シチュエーション: 今夜は重たい三脚に、手動赤道儀を取り付けてその上にカメラを設置し、星空を撮影するので、 星の動きを追尾するから、通常よりより長い間シャッターを開いておくことが可能になる。レンズはもっとも明るい500mf1.7の開放を絞り値とすると・・・そこで、画像の精細さを向上させるためにISO感度をいつもの1600で5秒露光する設定から、ISOを200か100にしたい! では、シャッターは何秒くらい開いておけばいいのだろうか?
・・・という具合に、「絞り値」「シャッター速度」「ISO感度」それぞれの値を、状況、環境、撮影時間帯などなど様々場面で、変更するようなことは日常的に発生します。
今までは、だいたい「こんなもん???だよな」で試写して、設定値を模索していたのですが、もうそろそろちゃんと頭の中に整理しておきたいなあと思うようになりました。
ネット上で検索をかけると、いろいろとカメラ露出設定に関する記事がヒットしますが・・・
上記のように「一段」という着目点で、チェックしてみると
-----------------------------------------------------------------
●絞り「1段刻み」
F1.0、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32、F64・・・
F1.0、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32、F64・・・
●シャッター速度「1段刻み」
1/8000、1/4000、1/2000、1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、
1/8000、1/4000、1/2000、1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、
0.5、1、2、4、8、15、30、60、120・・・
●ISO感度「1段刻み」
100、200、400、800、1600、3200、6400、12800、25600・・・
100、200、400、800、1600、3200、6400、12800、25600・・・
-----------------------------------------------------------------
星空撮影の場合ちょっと幅が広がってややこしいですが、例えば一般的な日中屋外での撮影であれば
絞り値 f2を f16にする = 「6段絞る」
それに対して、シャッター速度を
1/4000 から、 1//60にする =「6段遅くする」
・・・・ というのが分ります。
そこに高画質画像撮影のためにISO感度を、高感度から低感度に数値を小さくした場合=ISO12800から ISO200 =「6段感度を下げる」
ことになるので、
それに相応するだけの「絞り値を大きく、開く」か「シャッター速度を遅くする」 ことで、
その状況に対応できます・・・・よね・・・・きっと・・・・たぶん・・・(^-^;)
このあたりの知識があやしいので、 このへんをなんとかしよー!、したほうがいいんじゃね!という今回のMEMOです。
このメモをきっかけに、今後少しずつ実際の星空撮影で、基本的な上記三点の露出設定の原則に付いて、その都度もう少し真面目に繰り返し確認していこうかなと思っています。
(手っ取り早く一覧表を作っておくのもいいのかもしれませんが、 夜中の真っ暗な中で星空撮影をする場合・・・・暗くて見えません(^-^;)。タブレットなどにデータを移しておいて、バックライト付き液晶画面で、いつでも確認できるようにしておくのもいいかもしれませんね。ただ、それも面倒なので・・・(^-^;)・・・ 頭の中に図式を埋め込んでしまいたいなーと思っているわけです。・・・・うーん、どっちもどっちかなあ。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます