(バンコク、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ、ホーチミン、マニラ、香港)
当局の常置場所ロケーション・ワイヤーダイポールAntで、21MHzバンドの比較的交信しやすい東南アジア地域がどのような位置関係になるのか、おおざっぱですが地図上でチェックしてみることにしました。
ディスプレイ全面に東南アジアを表示させて、それぞれのQSOが実現したポイント、CQの信号が聞こえてきたポイントをぼんやり思い起こしながら、各国の各都市を確認してみると、まず、
「 ああ、思っていたよりこっちだったんだな、あっちだったんだな」
と自分のイメージしていた絵柄があやしいものであったことが分かりました(^-^;)。
また次に、JA・4エリアから各国、各都市との「距離」については、極端におそまつな距離感を持っていたことを痛切に再認識させられることになりました(--;)。
DUで運用されているOMのコメントを頂いて、ふと「チェックしておかないと」と思ったのが引き金になって、ずっと気にはなっていたのですが、おかげさまで確認できたのを本当にありがたく、幸いに思います。ありがとうございます。
当局の「東西にエレメント固定のワイヤーダイポール・15m」では、香港・フィリピンからの信号に関しては比較的よく入感しています。どちらもJAからの距離ではほとんど同じである点にが確認できました。東シナ海に電離層が発生しているコンディションでは、どちらの方向に対しても同じようにHF電波の送受信ができる理由が確認できました。
当局では、その次に良く入感する地域は、インドネシア・マレーシアです。これらの地域は、上記の香港・フィリピンからさらに東南方向へ遠いところに位置していて、おおまかにいってさらに二倍の距離になる、ということは・・・・これは思ってもいませんでした。ぼんやりした自分のイメージでは東南アジア各国は比較的狭い範囲に林立しているかのような、現実とはまったく違うイメージに支配されていました。
この5000kmの範囲を超えたところに点在する電離層については、今日のところでは「神のみぞ知る領域」ということにして考えないことにすると・・・
この東南アジアのDX局がヨーロッパの奥の地域からコールを受けて交信している様子をJAで受信できるタイミングのコンディションで、もうひとつ東シナ海に電離層反射してくれてポーンとあとひとつワンホップしてくれたらなあ・・と思うことも多くあるのですが、そのためには少なくともある程度コンディションに恵まれた時に2000km-5000kmの距離にある東南アジア各局と比較的安定して交信を実現することの出来るシステム構築がひとつの方法でもあるのかもしれない、と思えて仕方ありません。
効率のいいアンテナからの発射、まわりのノイズの可能な限りのカット、低く電離層に電波をぶつける打ち上げ角・・・などなど。
これからのアンテナの試行錯誤は、東南アジアをターゲットに受信し、こちらからもCQを出して反応をチェックしてみようかなと、上のおおざっぱな「お絵かき」をしながら思うようになりました。うーん、面白いかもしれない(^-^)。
国内21MHz 4エリア
ちなみにこちら4エリアでは、21MHzバンドでダイヤルを回して国内局と交信できるコンディションでは、その多くのケースでは「 7エリア 」「 8エリア 」が中心です。距離としては1000km弱から1000km少々の数字になります。
もし電離層が少し移動すると「 1エリア 」や「 0エリア 」「 9エリア 」に「 6エリア 」とも交信できるケースもありますが、最近のように全般的なコンディションの低調さの中では「 2エリア 」はごくまれで、ほとんど絶望的なのが「 3エリア 」「 5エリア 」です(^-^;)。
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