週末の30日、低気圧と前線の近づく午後に、常置場所設置のモービルホイップ(CometHR50)にSSB信号が入感。同じ4エリア岡山県の県北、中国山地のエリアに移動運用されている無線局からCQが届いてきました。
信号は弱く、バンドノイズのレベルも高いのですが、弱い復調音はそれでも完全に了解できるので、県南の常置場所から中国山地へ向けてからコールしてみることにしました。
今回は弱いながらもしっかり信号を届けたかったので、IC-703 10Wに接続してあるアンテナ同軸を外して、IC-7000に接続し、出力40Wくらいでコールすることにしました。
一発でコールサインを取っていただいて、レポートはお互い53/53でした。双方とも、了解は出来るものの信号は弱いという状況なのだろうなあと想像できます。
( 車で移動すると1時間以上かかるものの、水平距離は60kmにもなりません )
了解は100%なので、少し話をすると、JJ4BET局のHomeQTHは同じ中区ということでした。
(コールサイン、BELさん、近いですねー)
ずっとワッチしていると、岡山県真庭市からのCQは「次から次へとコール」されることはない状況ですが、ぽつりポツリとコールを受けて、QSOを重ねていらっしゃる様子です。
中国地方の山間部とこちら瀬戸内に面した山陽道では、まっすぐ電波が飛んでくるような位置関係ではないので、若干反射して届いていると思うのですが、日本周辺の今日の電離層はほとんど発達していない状況です。
とはいえ、今週は全体に電離層の状況はあまりよくなかったのですが、それでもダイヤルを回すたびに18MHzでも21MHzでも、バンド内のあちらこちらに信号が聞こえるコンディションでした。ただ、いずれもかなり弱い伝播で、ぎりぎり了解できる信号もあれば、了解そのものが困難な信号もある、そのようなコンディションでした。それがそのまま「週末の50MHz」にもいえる状況です。
とはいえ、ローカルな話ですが、この50MHzバンドで岡山県北の地域から信号が聞こえてくるのはまれで、ましてや交信が実現するのはもっと珍しいです。そんなこともあって、今日のQSOは個人的にはうれしい交信でした。
ps 途中、真庭市移動局をコールする、鳥取市からの信号が非常に強力に入感。おどろきました。標高1000m少々の山が並ぶ中国山地をまたいで、日本海に面した鳥取市からの信号が、まるで、こちらの同じ市内の無線局の信号のように聞こえてきていました。うーん、面白い伝播をするなあー(^-^;)。
ps その後、50MHzSSBで他にも運用されている局のいくつかにダイヤルを合わせて交信させていただきました。当局常置場所の50MHz用アンテナは、家と家との間で屋根よりもずっと低い位置に、しかもワイヤーダイポールとの干渉を避けるため「水平」に取り付けたモービルホイップアンテナ(CometHR50)なのですが、弱いながらも何とか信号は届いたようです(^-^;)。交信をありがとうございました。
BET局ですか、本当に近いですね。
最近18MHzもよく聞こえるようでそろそろQRVして見ましょうかと思ってます。
では。
JJ4BEL