今年、冬の終わりから少しずつ「春のコンディション」を感じさせられる場面が多かったので、いわゆる新サイクルのピークとしてどこまでコンディションが良くなるか?期待させられたのですが、今のところ潜行中の様子かなと思っています。
ほぼ連日、思い出したらネット上で電離層観測画像にアクセスしてチェックするのですが、まるで筆先で軽くさっとはらったような・・・存在感の小さい電離層観測画像がディスプレイに表示されるのをいつも見ることになります。
上の画像が今現在、4月27日正午過ぎの時間帯の画像です。時間的な違いがあるので比較するのは不適なのですが、下の画像は当局がこのブログで記録メモしてあった電離層画像です。日付を見ると昨年2012年5月13日の夕暮れ時になっています。
( 時々メモ保存してある電離層観測画像のメモをさかのぼって行って、僕が残しているものの中で一番最近の日付の特徴的な電離層観測画像が、上のイメージでした。・・・・ということは、このほぼ丸一年、こりゃすごい!と感動して記録に残すようなコンディションはなかったということかなあ・・・(^-^;))
地上から高度が約100kmのところで、非常に高い周波数の短波電波まで反射する性格の電離層が描かれています。しかも、この観測画像では、ものさしを当てて丁寧に描いた直線のようにみえています。この「直線」が太く・赤い色で、しかもその上空にF層から上の電離層もやはり真横に直線になって見られるような時は、個人的にはどのバンドもダイヤルを回すとにぎやかっだったりするのを体感しています。
(ちなみに上の観測画像では、さらに上空の電離層F層がほとんど発生していないので、HFバンド全体がオープンしている、という状況ではなかったはずです。もっともコンディションの良い時には、それぞれの地上高に「直線」の電離層が複数ならんでいるのを見ることになります。下の記録画像は、2012年6月9日のものです。それほど臨界周波数は高くなく、電離層そのものも反射の弱い存在になっていますが、複数の電離層がそれぞれの高さに発生している様子が見られます。)
ということから、今現在の観測画像を見て「あちゃー、こりゃきびしーーーーぃ」と方の力が抜けてしまう・・・のでした(^-^;)。
とはいえ、観測画像から全般的な傾向は上記の通りとはいえ、HF電波の不思議で「だめだろうなあ」と思うようなそんな観測画像の時でも、やはりダイヤルを回すのが常なので、そうすると思いもしないような伝播に出くわしたりもします。
この週末、GWのHF伝播はどうなるのかなあ。期待しつつダイヤルに指を伸ばしてみます(^-^;)。
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