結果的にPentaxM135mm f 3.5 のレンズが日本となりました。一方はPentaxカメラ用、他方はアダプターを付けてCanonEOS用、というつもりです。
どちらのカメラを使う場合でもPentaxレンズの映像で写真を撮りたい!という個人的のぞみを実現させようということです。
・・・・が、全く同じ形のレンズが棚に2つ並んでいると、どちらを手に取ったらいいのかわからなくなりそう・・・ということで、ぱっと見ただけでも同じ形のレンズ、必要に合わせて判別できるようにしよう!とちょっとだけ加工することにしました。
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あとから入手した、向かって左のPentaxM135mmでは、絞りリングの絞り値の部分、角を 1ヤスリがけ 2紙やすり 3コンパウンド磨き と、キラリと光るように手を加えました。(レンズ先端のキラリ・リングと同様に)
・・・で、この作業の終わり頃に気づきました。
最初から手元にあったM135mmは、ピントリング・距離指標の近くに白い凸ポッチが付いています。これが普通の外観です。
で、あとから入手したM135mmには、その凸白いポッチが、欠け落ちていました。
これはぱっと手にとって見ただけで、どちらがどちらのM135mmか、一目瞭然です。そのことに気づかないまま、「ぱっと手に取った時、ぱっとみたときにすぐ違いが分かるように・・・」と作業をしていた、 ことがあとになってわかりました。
はー、ちょっと無駄な作業をしてしまいました。
とはいえ、この作業の中で、あとから届いたM135mmの外観は丁寧にクリーニングすることが出来たので、まあいっかあー と思うことにします。
◯後日発見したレンズのポッチの代替品 2021.12.19
あとから届いた二本目のM135mmレンズを手にするたび、レンズ上のポッチが欠けたところの「穴」が気になってしまうので、プラモデルのライナーをライターで炙って柔らかくし、穴にぐいっと押し付けて穴の形をコピー、それを適当に整形し、ゴム系接着剤で貼り付けることにしました。
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とりあえずこれで、みすぼらしっくポッカリとあいた穴をプラスティックで塞ぐことが出来ました。ちょっとしたことですが、絞りリング、距離計のすぐ近くで、かなり頻繁に目にする部分のため、ずいぶん精神衛生上具合の良いことになりました。
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右側が一本目のPentaxM135mm、レンズ上にオリジナルのポッチつき! 左側がポッチの取れた穴に、プラスティックの代替品を取り付けたもの。
オリジナルは半球で手前に飛び出ています。自作したプラスティックの代替品も当初は半球の形にしようかと思っていたのですが、その整形にはかなり余分の集中力を伴う作業が必要とわかり、平面に削り落としてしまいました。( たぶんゴム系接着剤の接着力では、手前に飛び出した状態だと、ことあるごとに手があたって、そのうちわからないうちにどこかで落下させてしまいそう!と予想されたので、引っかかりの無いようにレンズ表面と同じ高さで削り落とす整形をすることにしました)
・・・で、そのちょうどその反対側、メイドイン・ジャパンの刻印があるのですが、これもちょっとすっきりさせたい!と思ってしまい、追加作業をすることにしました。
アルコールを付けた綿棒で、刻印の溝の内側そのまわりの油分を拭い落として、そこへプラモデルのラッカー系ホワイト・塗料を爪楊枝で少し押し込むように塗料を乗せ、ある程度乾いたところで今度はプラモデル用薄め液を付けた綿棒で、まわりからまわりから塗料を拭い取っていきました。
(画像をクリックで拡大写真へ) Asahi Takumar 55mm f1.8 で撮影
・・・ということで、これはどうでもいいことなのですが、日本製造レンズ!を真っ白なペイントで浮かび上がらせて目立たつようにしてみました。これもちょっとしたことで、手に持った時の金属製レンズの感触と見た目の質感がぐっと上がったように感じられて、個人的には気に入っています。
◯ PentaxレンズをEOS 5D(大型反射ミラー)用に加工する 2021.12.12
週末日曜日の夜、ペンタックスレンズの加工作業を行いました。先にPentaxM28mmレンズで行った作業と同じなので、ささっと作業が終わりました。
(一本目のM28mm広角レンズでは、無限遠にした時にレンズが基部方向へ移動し、カメラボディ内部に少しだけ飛び出しほどの状態だったため、突起物を金鋸で切り落とし、フルサイズ5Dの大型反射ミラーに衝突するレンズ基部の大きな面積をナイフで削り落としました。 今回の望遠M135mmでは、レンズ基部の飛び出しが「ない」レンズだったので、その作業がまるごと不要となりました。)
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まずは加工作業を行うレンズ基部にマスキングテープを貼り付けて、不要な傷がつかないようにしておいて、それから「絞り制御用金属レバー」を金鋸で切り落とします。金属レバーの切断なので、しばらく金鋸をゴリゴリと動かし続ける必要があります。
先に加工一本目のPentaxM28mmでこの作業の経験値を得ているので、金属レバーを完全に切り落とす前、ある程度切り込んだところで、金鋸からラジオペンチに持ち替えて曲げ伸ばしで最後は取り外す・・・で、切断作業修了です。
PentaxMレンズを加工 for Canon 5Dフルサイズ - ☆航空無線とアマチュア無線のii-blog (M28mmレンズ加工の時のブログメモ)
そして、他のレンズ基部の突起部分(どうやら樹脂製?)を、ニッパーでカットして切り落とし、最後にナイフで表面を整形します。
で、これで今回のPentaxM135mm、加工作業は完了となりました。
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PentaxM28mmの広角レンズでは、無限遠にすると(レンズを最も縮めた状態にすると)レンズ基部からカメラボディ内部に飛び出すところが発生しました。この飛び出しが、フルサイズ5Dの大型反射ミラーの動作時に干渉することから、、広角レンズ28mmではレンズ基部をさらにナイフで、ミラーと当たる部分を削り落とす作業が必要となりました。
ですが、PentaxM135mm中望遠レンズでは、無限遠でも(最も縮めても)カメラボディ内部にとびだすところがないため、広角レンズのときのような最後の加工作業は「不要」となりました。
・・・ということで、「Canonフルサイズセンサーカメラで、ペンタックスレンズの結像する映像で写真を取りたい!」という個人的な希望で、ここまでレンズに手を入れて用意してきましたが、
広角28mm 標準55mm 中望遠135mm と
EOS5Dで使うことの出来るペンタックスレンズを用意することが出来ました。
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( 左から中望遠135mm 広角28mm 標準55mmレンズ )
今回のPentaxM135mmでは、これ以上の加工作業を必要としないので、ペンタックスKマウントに<アダプター>を取り付け、そしてそのアダプターごとCanonEOS5Dに取り付けます。
早速部屋の中で、撮影最短距離以上のものにレンズを向けて、撮影が実現することも確認できました。
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広角レンズでの画角が本来の角度となる、フルサイズセンサーEOS5Dでは、広角側のレンズを取り付けて、三脚固定で星空撮影遊びをしていますが、逆に今回の中望遠レンズを取り付けての星空撮影は、基本的には考えていません。
(55mm標準レンズで4秒か5秒の長時間露光で、なんとかかろうじて星が点に見える写真を取ることが出来るのが確認できていますが、135mm中望遠レンズとなると、おそらく動のように撮影しても写真上の星は流れてしまって、点ではなく、先になって写真となるだろうと思います。)
中望遠以上のレンズでは、APS-CイメージセンサーのPentax一眼レフカメラで星空撮影を楽しもうと思っています。Pentaxの純正GPSユニットを取り付けることで(アストロ・トレーサー)、より大きなアップ画面で、簡易星追尾の撮影が可能になります。
Canon EOS5D(初代)にペンタックスレンズを取り付けての撮影は、日常の何気ない景色を、ペンタックスらしい柔らかな背景ボケで写真にしたいと思っていて、その写真撮影を楽しみにしていたりします。
(この個人的な希望さえなければ、普通にCanon純正レンズ撮影でOKなので、上の各種ペンタックスレンズの加工作業は一切不要だったのですが・・・・(^-^;)、せっかくのフルサイズセンサーでペンタックスの映像を写真に撮ってみたかったので、仕方ないですね。)
ずっと以前に入手していた<Canon EF80-200mmズーム(AF故障不動・フォーカスアシスト可能)>と <Canon EF 28-105mmズーム> と二本のCanonレンズがあります。もしピント合わせはAFで! 露出もオートで!お手軽、撮影をしたい時には、Canon純正レンズ EF28-105mmZoom をCanon EOS5Dに取り付けて撮影すれば、構えてシャッターボタンを押すだけで写真を取ることが出来ますね。
<<Canon EOS5D(初代)以前に、入手していたEFズーム>>
◯ 試写PentaxM135mm 2021.12.13
今日は一番の冷え込みという予報ながら、日中は日差しが強く、ご近所さんの赤い実がキラキラしていたので、昨夜Canon EOS5D用に用意できたPentaxM135mmでの試写をしてみました。
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1970年代のオールドレンズならが、今回入手した135mmレンズのガラスはとても透明度が高く、少しだけ露出オーバー気味に撮影することで、冷え込む直前の今日のまぶしい強烈な日差しを表現できました。
(レンズがくすんでいたり、曇っていたりすると、ちょっとムリなんですけど)
◯夜 双子座流星を眺めながら、135mm無限遠のチェック
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日中の試写で、ヌケの良い写りにあらためてびっくりしたのですが、その夜中、今度はピントリングを無限遠に合わせてオリオン座の<オリオンのベルト><大星雲>あたりを撮影してみたところ・・・・
たぶん、どうやらちょっと星の点光源にピントは合っていない、ということが確認できたように思っています。
もし星の光に合焦したあとさらにピントリングが回って、ピントを飛び越えているのであれば、「少しリングを戻す」だけでOKなのですが、リングを端まで回しても、それでも無限遠にピントを合わせきれていないケースであれば、レンズそのものの微調整が必要となり、ちょっと大変ですね。
どっちなんだろう、ちょっともう一度チェックの試写してみようかな。
今ちょっと簡単なチェックをしてみたところ・・・・
どうやら星にピントが合ったあと更にピントリングがほんの僅かにさらに回っている!タイプのようでした。これは幸いです。
Canon EOS5D(初代)+PentaxM135mm、この組み合わせで星空を撮影する場面はほとんどない予定なのですが、もし撮影しようとする場合、シャッター露光設定は1秒か、それ以下!ピントリングを無限遠か、もしくはホンのちょっとだけリングを戻して撮影! という感じになりそうですね。
ちょっとだけピントリングを戻しての試写 (露出不足)
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比較 Pentax K-5 & DAL18-55mm + GPSアストロ・トレーサー
(レンズ広角側で撮影 18mmながらAPS-Cカメラなので、換算約27mm)
(APS-Cセンサーカメラは、広角撮影ではなく、望遠側での撮影が有効ですね)
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ISO800 f 5.6 60秒露光 簡易星追尾撮影
<<Canon EOS5D(初代)>>
<<PentaxM28mmレンズ>>
<<Takumar 55mm f1.8 レンズ>>
<<Takumar 55mm f1.8 レンズ>>
<<PentaxM135mm レンズ>>
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