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慣らし運転新MTB2024

2024年05月19日 | 自転車サイクルバイク
この春に新しく乗り始めたMTB、当初そのつもりはなかったのですが、やっぱり「慣らし運転」が必要だなあと思うようになりました。

 

段ボールで届いたMTBを組み立てて、少しずつ乗りながら・・・

ブレーキ調整 ・・・ブレーキディスクがパッドの真ん中、遊び調整
変速機調整 ・・・カチカチ操作でスコンとギヤ変速、調整

を進めたのですが、なかなか調整が決まらない!という状況でした。

長年乗ってきている自分の自転車ながら、一回再調整をしたら、それでその後は快適に走ることが出来る・・・・ので、「調整が決まらない!」というのは不可解なことでした。

「あれ、調整したのにおかしいなあ」新MTBに乗るたびに思うことが多くて、そのうち工具を自転車に携行して、ポタリングの途中休憩がてら少しずつ少しずつ調整を詰めて行くことになりました。

で・・・ふと気づきました。「あーーそうか、新品のワイヤー・・・調整しても調整しても少しずつ最初なので伸びてきているんだなあ、これは」と。

ブレーキ、変速機共にワイヤー操作するタイプなので、新品のワイヤーの「伸び」で、少しずつ調整が更に必要になる!ということなんだなあと。

本当にそうなのかどうかは別として、とにかく乗るたびに微調整が必要で「おかしいなあ」と思っていたのですが、そうだとすると「当然だなあ」ということになります。

実際、少しずつ調整が不要になったり、調整幅が小さくなったりして、次第に安定した新MTBになってきているのは、実感できます。

今まではある意味「長年乗った自転車でちょっとくたびれている」ぐらいの状態だったため、今回の新MTBにみられる「初期の変化」にはずっと縁遠く、すっかり忘れていました!

同様にチェーンにしても、変速機の微調整は次第に仕上がってきているというのに、ある瞬間ギア・スプロケットとチェーンが上手く噛み合っていないかのような、カチカチ、チリチリという音がするのを「ああ更に変速機の微調整が必要なのかな」と思ったりしていたのですが、こちらも新品の使い始めのチェーンとスプロケット・・・金属同士の摩擦でお互いが馴染むまでは、どうしても安定した駆動、駆動音は得られないわけですね。

細かく微調整を重ねていったのですが、その事に気づいてからはとにかくペダリングしよう!と、ペダルを踏んでいます。

チェーンとスプロケット、最初なので十分に注油してありますので、あとはその潤滑油が各部にまわりながら、金属同士の微妙な「あたり」が仕上がるまでは、このままポタリングを重ねていくことにします。

実際「あれ、すごく馴染んだチェーンの音だ!」と思うようになりました。でも、ギアを変速すると「ああ馴染んでいないなあ」という音がチェーンとスプロケットから聞こえてきたり、足に感じたりします。

なので・・・最近は意図的に「すべてのギアを使うように走る」ことを心がけています。

「ああこのギアは上手く馴染んだな」と思うと、その一枚上とか、下のギアを選択、馴染んだらまた他のギアを選択、ととりあえず集中的になじませたいギアを固定してポタリングして、一通りギア全体をなじませるようにしています。

 

上の写真ではフロントがインナーで、リアが一番重たいギアになっています。もっとも歪んだ力のかかるギア選択ですが、チェーン・スプロケットの慣らし運転にはある意味もっとも効果的かもしれません。

もともとガシガシとペダルを踏み込む走り方ではなく、景色を眺めながらゆっくり15km前後でポタリングしているだけなので、上のような極端なギア選択でのポタリングは、チェーンの慣らし運転には好都合かなと思っています。

ちなみに、チェーン・スプロケットの「慣らし」が仕上がってくると、感覚的には「ゴムベルト駆動かあ?」と思うくらい、静かで滑らかで心地良いチェーン駆動を感じながらポタリング出来ています。

MTBのようにフロントが三枚、リアが七枚ギアがあるとしたら、そのフロントを「一番軽いギア」リアを「一番重いギヤ」(その逆フロントを「一番重いギア」リアを「一番軽いギア」)・・・・このようなギア選択は普通設定しない、このような変速機の使い方はしない、というのが一般的です。その理由はチェーンに「もっとも不自然な力がかかるギア選択」で、チェーンを痛めてしまう、寿命を短くしてしまう使い方になります。

軽くポタリングする使い方であれば、フロントギアを真ん中、リアギアもだいたい真ん中あたりで上下に変速させる・・・という設定ならば、金属チェーンは自然な駆動をすることができますね。

(急な坂道ならフロントを一番軽いギアにして、リアも軽い側のギアを上下変速しながら使う・・・・平坦な直線でスピードアップの走行では、フロントを一番重いギアにしてリアも重い側のギアで上下変速して使う・・・・)

・・・ちなみに今日雨降前の日曜日の午後、1時間ほどポタリングしてきたのですが、その時に上のような「チェーンに無理のかかるギア選択での慣らし運転」をしました。ゆっくりゆっくり軽くペダリングして数十分で、ゴリゴリ・チリチリしていたチェーンが、あっというまに早々に、とても馴染みのいいチェーンに変化しました。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

(逆に長く乗ってきているロードレーサーでは、鳴らし運転こそ必要ではないのですが、古いスプロケットも古いチェーンも摩耗して少し変形してしまっているので、別の ギシギシ、グキグキとした変な音と、ペダルに伝わる感触があります。・・・・新品パーツ換装しないといけない・・・)

軽くペダルを踏むポタリングばかりですが、今後も当分前後ギアの様々な組み合わせを意図的に(ポタリングで快適なギア選択ではなく)トライして、新品のスプロケットとチェーンをなじませる「慣らし運転」をそうそうに終わらせたいなあと思っています。


追記: たぶん慣らし運転完了  2024.05.25

ガシガシとペダルを踏み込むことのない、ゆるーいポタリングですが、意図的にフロントインナー・ミドルのスプロケットを選択、あわせてリアの一番重いギヤから順にひとつずつ使っていくうち、「これ馴染むまでに1週間?2週間?どのくらい時間がかかるかなあ」と思っていたのですが、30分ほどの運動不足解消ポタリングを3,4日するだけで、それぞれの新品スプロケットギアと新品チェーンがなじんだ感触を得ました。

繰り返しますがガシガシと踏み込まないペダリングで、スプロケットとチェーンの間で微妙なチリチリ・カチャカチャの音がしなくなり、とてもとても静かなチェーン駆動になった!という意味です。

ある程度のスピードの巡航走行や、少し登り坂を登るような場面では、きっとまだまだ何かあるかもしれない、と思っていますが・・・・とにかく、ゆるいポタリングでは全く別物といってもいいほど、静かで滑らかなチェーン駆動になりました。

以前、職人気質の自転車ショップオーナーさんの言葉を思い出すのですが、一日ちょっと長距離走行したら、一発で新品ギア・チェーンは本来のコンディションを発揮するといっていたのを思い出します。

現在の僕のゆるいポタリングで、一週間かかりませんでしたから、ブレーキ・変速装置ワイヤーの伸びの微調整もかねて、毎日乗って一週間ほどで「様子見の慣らし運転」は完了しそうだなあと思いました。

なので、これ以上「意図的で不自然なフロント・リアのギア選択組み合わせ」はせず、ふつうに自然なフロント・リアのギア選択をしながら、今後ポタリングしていこうと思っています。



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