昼時、常置場所(ワイヤーダイポール・IC-7000 50W)で6エリア・石垣市の無線局と21MHzSSBで交信しました。JS6SRY局交信ありがとうございました。
電源を入れた時は「53」くらいだなぁと思いつつ、ダイヤルそのままにして一仕事していたのですが、20分ほど経過するとどんどん信号が強力になってきます。
ひと段落した仕事を脇にのけてIC-7000のハンドマイクを手に持って、コールサインを送信することにしました。
当局では21MHzに並行して28MHzワイヤーDPのエレメントを引いて以来、少し送信能力が落ちたように思う場面が多くなっていましたが、今日は59で届いているというレポートを頂きました。石垣局は、QSOごとにレポートをていねいに送って下さっているのをワッチしていましたので、JS6SRY局から送っていただいたRSレポートは文句なしに信用できるものだと思います。
「おお、とすると良い電離層反射がある時にはそれなりに電波が飛ぶのかな」と思ったりしました。
こちらから入感信号強度がこの20分ほどでどの様に変化したかを送ったところ、石垣局からも30分前までは8,7エリアから1エリアにかけてのJA局からコールを受けていたものの、その後4,5、6エリアからのコールが入感するようになった、という交信エリアの変化を教えていただきました。
双方のレポートをつき合わせて会話をしていると、昼の時間帯に日本列島の北から南へ電離層反射のポイントが移動していく様子が目に見えるように感じました。
そんなこともあって、ひとつお願いしました。
「これからコンプレッサーONで送信してみますのでレポートをお願いできるでしょうか」
今日はコンプレッサー無し、純正マイク利用で交信を開始していたのですが、IC-7000でコンプレッサーレベルを「8」にして、コンプレッサーON、OFFの様子を聞いていただくことにしました。( 違いがはっきり出るように、この実験交信のためにいつもは「6」あたりにして使うコンプレッサーをあえて「8」にしてみました )
レポートによると、ワンホップして石垣市で受信していただいたIC-7000・純正マイクでの送信音は「かたい」復調音なのだそうです。
これは意外でした。IC-7000の送信音はもう少し柔らかいものかなと思っていました。これはモニターして、IC-7000で録音した復調音を再生した時の印象を元に、個人的にイメージしていたものです。基本的に電離層に反射して空から降りてきた信号を復調する場合は、また性質が変化するのが当然です。今日は59で反射しているコンディションのようなので、その反射波の復調音をぜひレポートしていただきたかったのでした。
途中で、IC-7000のコンプレッサーをONにします。
OFFの時よりもさらに「かたい」音になっている、というレポートでした。
ただいわゆるトークパワーはずいぶん上がっているそうです。次のような表現でレポートを頂きました。「通常が59とすると、コンプレッサーをONにした信号を受信すると、69とか、79といってもいいほど力強くなる」と。雰囲気が良く伝わってくる表現をして下さいました。
「DXでここぞ、という時には有効!」と石垣局も言って下さいました。
コンプレッサーONにすると、モニター録音を聞く範囲では、IC-7000と純正マイク利用では音の帯域が広くて、低音がしっかり出た豊かな厚みのある復調音に変化するのですが、どうも電離層に反射して降りてきた信号の復調音はずいぶんまた様子が違うみたいです。
可能な時には、また復調音レポートをお願いしてみようと思います。
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