「じゅんが・・・死んだ」
旦那が帰宅していきなりこう言いました。
え・・?
じゅん君は、私と旦那の元同僚
ユーモアとバイタリティーに溢れ、とっても楽しくていい子でした。
じゅん君は、決して恵まれた環境で育った子ではありません。
自分も1度離婚をしています。
会社を辞め、自分でコーキングの会社を起こし、
仙台で忙しく仕事をしていたことは話に聞いていました。
再婚もして、子供も2人恵まれていたそうです。
先日、知り合いがじゅん君の実家のお母さんを見かけたのだそうです。
小さい女の子を連れていたので、不思議に思い、
近所の人にどうしたのか聞いて見たんだそうです。
すると・・・
「息子さんが仙台で津波にのまれ行方不明だったんだが、2カ月経った先月の半ばあたりに
遺体が見つかったんだと・・奥さんと長女の○○ちゃんも・・・たった一人
あの次女の■■ちゃんだけ生き残ったから、お婆ちゃんがひきとったんだって」と・・
教えてくれたのだそうです。
その後、ネットで仙台の被災地域の安否確認情報のところに、じゅん君の名前を
入力してみたら、死亡確認のところに名前が確かにあったそうです。
ちょっと辛い出来事でした。
悲しいことですね!!
出会いがあり、別れがあり、
いつまで、何処まで悲しいことが続くんでしょう~
あまりにも多くのものを失くしてしまいました。
亡くなった者達は帰ってはきません。
でも、沢山の方々の優しさにも触れました。
みんなが助けてくれた・・・
悲しみは消えないけど、立ち上がらないとね。
残されたお子さん、息子を亡くし孫を守るおばあちゃん、
無念のまま亡くなってしまった方々、その友人達。
みんな、それぞれに違った悲しみと悔しさを抱えて、
苦しいけれどそれでも立ち上がろうとする強さが、
本能的にあるのでしょうか。
必ず復興を遂げて、同じ悲しみを繰り返さないようにしないといけないなって思います。
あれから今日で3ヵ月が経過しましたが、失ったものはあまりにも大きすぎます。ただ、今回の震災で、沢山の方々の温かさにも触れました。心から感謝するって気持ちが本当の意味でわかったような気がします。
少しでも、以前の町を取り戻せる様に…生き残った人間が、頑張らねば(o^^o)