朝4時半、寒くて目が覚める。二度寝をする気にもならないのでそのまま起き出し、お湯を沸かしてカップの味噌汁を作る。おそらく10度もない朝の空気の中で飲む熱い味噌汁はしみじみとうまい。
まあ、あれだ。ここでコーヒーとか紅茶といった洒落たアイテムではなく味噌汁っちゅうのがコツだな(←なんのだ?)。
5時半にはテントも撤収し、出発準備完了。車で寝ている親爺さんや滋賀のご夫婦はまだ起きる気配がない。起すのも悪いので、挨拶もなしに出発です。薄情なように思われるかもしれないが、旅ってのはそれぞれのペースでするものなので、こういうことはよくあることなのだ。縁があればまた会うだろうし。
奥飛騨から阿房峠を越えて長野県へ。松本市、上田市と抜けて目指すは東御市の海野宿です。ここは以前、仕事で出張中に立ち寄っことがあり、一度じっくりと見に来たかったのだ。天気はあいにくとどんよりと曇っていましたが、8時すぎということもあって人気もなく、のんびりと散策です。
散策中に見つけた、ガラス細工の店の看板が結構お気に入りです。
さらに散策中に見つけた、この虫は一体なんだろう。こんな感じで空中停止して蜜を吸ってました。口がすげー長いです。
海野宿を後にして南に針路をとり、ビーナスラインへと向かいます。ビーナスラインとは美ヶ原、車山高原、白樺湖などを結ぶ楽しげな観光道路です。
途中、和田村にある温泉施設でのんびりと湯につかり休憩。いよいよビーナスラインです。だがしかし、この日は霧がすごかった。濃霧の中を走るのは、闇夜を走るより気を使います。なにせライトをつけても前が見えないので。しかも霧は水滴となって全身にまとわり付いて、容赦なく体温を奪うので結構きついのだ。
せっかく温泉でぽかぽかになったのに一気に体は冷え切り、歯が鳴り出す始末です。そんな時でした。霧の中に浮かび上がる看板。そこには
あったかいきのこ汁あります。
これだ、これしかねえ。これが飲まずにいられるかってんだ。で、その先にあった山小屋のような店で天然きのこたっぷりのきのこ汁をいただきました。うまかった。朝飲んだカップの味噌汁よりも数段うまかった。
写真ではよく分からないがほんとにきのこ盛りだくさんで200円。これにおまけでしいたけの煮しめとなんかよく分からない茎の漬物ももらい、生き返りました。
この後ようやく霧もうすくなり、曇り空の下ですがビーナスラインを愉しみました。ここから今度は桜で有名な高遠を抜け、駒ヶ根に到着。駒ヶ根といえばソースカツ丼なのだ。特に明治屋のそれは非常に有名で、この日ももう2時を過ぎてるというのに大行列です。
しかし、ここまで昼飯を食べずに我慢をしたのはカツ丼のためではなく、ギョーザのためです。これもまた仕事で通りがかったときに気なっていたギョーザ屋さんがあるのです。メシ時に来ることがないのでずっと気なっていたその店に行き、心行くまで堪能しました。うまかったです。店のおばさんが面白い人でした。
さあ、そろそろ帰ろうかと思いつつ下道で飯田方面に向かっていると、いよいよ雨が降り出しました。すぐに止みそうもなかったので雨具を身に着けます。中央道の松川ICから高速に乗り、激しい雨の中を比較的のんびりと名古屋に向かいます。
そして雨も小降りになり、岐阜県の中津川ICを越えたところでした。後ろから接近してきた京都ナンバーのバイクが、私の横ギリギリの所をすり抜けていきました。そのまま車の間をすり抜けながらどんどん先に進んでいきます。この時、なんとなく気が向いたのと、単調な高速走行に飽きたのでそのバイクを追いかけることにしました。別にバトルしようとかではないので、2~3台の車を間に挟んで勝手について行ってるだけです。ところがしばらくも走らないうちに、前のバイクがついてくる私に気付いた様で、どんどんペースを上げ始めました。
む、こうなったらついていくしかあるまい。離されてなるものか。
という無駄な対抗意識が芽生え、こちらもドンドンとペースを上げていきます。交通量はそれなりに多かったので、スピードよりもいかに車を追い越すかが勝負です。そしてついに、大型トラックに進路をふさがれた奴を追い越してしまいました。そのまま私はさっさと距離を稼ぎます。するとどうだ、奴め。スゲー勢いで追い上げてきやがった。思わずこちらもさらにペースアップ。ミラーに写る奴の姿を見ながら追いつかれてなるのかと走ります。はっきり言って周りの車には大迷惑だったろうな。ゴメンナサイ。
そんなこんなで名神の小牧ICまでおっかけっこをし、ついに抜かれることなくここで私が高速を降りてバトル終了。IC出口にそれていく私を追い抜きざまに、左腕を上げていった奴も楽しんでやっていたようだ。
そうして夕方5時に帰宅。雨には降られたがなかなか充実のツーリングを終えたのでした。
この日の走行距離 387Km。
まあ、あれだ。ここでコーヒーとか紅茶といった洒落たアイテムではなく味噌汁っちゅうのがコツだな(←なんのだ?)。
5時半にはテントも撤収し、出発準備完了。車で寝ている親爺さんや滋賀のご夫婦はまだ起きる気配がない。起すのも悪いので、挨拶もなしに出発です。薄情なように思われるかもしれないが、旅ってのはそれぞれのペースでするものなので、こういうことはよくあることなのだ。縁があればまた会うだろうし。
奥飛騨から阿房峠を越えて長野県へ。松本市、上田市と抜けて目指すは東御市の海野宿です。ここは以前、仕事で出張中に立ち寄っことがあり、一度じっくりと見に来たかったのだ。天気はあいにくとどんよりと曇っていましたが、8時すぎということもあって人気もなく、のんびりと散策です。
散策中に見つけた、ガラス細工の店の看板が結構お気に入りです。
さらに散策中に見つけた、この虫は一体なんだろう。こんな感じで空中停止して蜜を吸ってました。口がすげー長いです。
海野宿を後にして南に針路をとり、ビーナスラインへと向かいます。ビーナスラインとは美ヶ原、車山高原、白樺湖などを結ぶ楽しげな観光道路です。
途中、和田村にある温泉施設でのんびりと湯につかり休憩。いよいよビーナスラインです。だがしかし、この日は霧がすごかった。濃霧の中を走るのは、闇夜を走るより気を使います。なにせライトをつけても前が見えないので。しかも霧は水滴となって全身にまとわり付いて、容赦なく体温を奪うので結構きついのだ。
せっかく温泉でぽかぽかになったのに一気に体は冷え切り、歯が鳴り出す始末です。そんな時でした。霧の中に浮かび上がる看板。そこには
あったかいきのこ汁あります。
これだ、これしかねえ。これが飲まずにいられるかってんだ。で、その先にあった山小屋のような店で天然きのこたっぷりのきのこ汁をいただきました。うまかった。朝飲んだカップの味噌汁よりも数段うまかった。
写真ではよく分からないがほんとにきのこ盛りだくさんで200円。これにおまけでしいたけの煮しめとなんかよく分からない茎の漬物ももらい、生き返りました。
この後ようやく霧もうすくなり、曇り空の下ですがビーナスラインを愉しみました。ここから今度は桜で有名な高遠を抜け、駒ヶ根に到着。駒ヶ根といえばソースカツ丼なのだ。特に明治屋のそれは非常に有名で、この日ももう2時を過ぎてるというのに大行列です。
しかし、ここまで昼飯を食べずに我慢をしたのはカツ丼のためではなく、ギョーザのためです。これもまた仕事で通りがかったときに気なっていたギョーザ屋さんがあるのです。メシ時に来ることがないのでずっと気なっていたその店に行き、心行くまで堪能しました。うまかったです。店のおばさんが面白い人でした。
さあ、そろそろ帰ろうかと思いつつ下道で飯田方面に向かっていると、いよいよ雨が降り出しました。すぐに止みそうもなかったので雨具を身に着けます。中央道の松川ICから高速に乗り、激しい雨の中を比較的のんびりと名古屋に向かいます。
そして雨も小降りになり、岐阜県の中津川ICを越えたところでした。後ろから接近してきた京都ナンバーのバイクが、私の横ギリギリの所をすり抜けていきました。そのまま車の間をすり抜けながらどんどん先に進んでいきます。この時、なんとなく気が向いたのと、単調な高速走行に飽きたのでそのバイクを追いかけることにしました。別にバトルしようとかではないので、2~3台の車を間に挟んで勝手について行ってるだけです。ところがしばらくも走らないうちに、前のバイクがついてくる私に気付いた様で、どんどんペースを上げ始めました。
む、こうなったらついていくしかあるまい。離されてなるものか。
という無駄な対抗意識が芽生え、こちらもドンドンとペースを上げていきます。交通量はそれなりに多かったので、スピードよりもいかに車を追い越すかが勝負です。そしてついに、大型トラックに進路をふさがれた奴を追い越してしまいました。そのまま私はさっさと距離を稼ぎます。するとどうだ、奴め。スゲー勢いで追い上げてきやがった。思わずこちらもさらにペースアップ。ミラーに写る奴の姿を見ながら追いつかれてなるのかと走ります。はっきり言って周りの車には大迷惑だったろうな。ゴメンナサイ。
そんなこんなで名神の小牧ICまでおっかけっこをし、ついに抜かれることなくここで私が高速を降りてバトル終了。IC出口にそれていく私を追い抜きざまに、左腕を上げていった奴も楽しんでやっていたようだ。
そうして夕方5時に帰宅。雨には降られたがなかなか充実のツーリングを終えたのでした。
この日の走行距離 387Km。
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