風の向くまま 気の向くまま

風と気の向くままに、日常を。

いざ往かん、九州島②

2006-05-10 22:08:23 | バイク
お船に揺られてドンブラコ。

船の中では寝るか文庫読むかの2者択一。すし詰めの2等船室にプライバシーはない。すぐ隣でいちゃつくカップルが妬ましくてなりません。


そうこうしつつ、定刻どおりに別府に到着。いよいよ九州島に上陸です。せっかく別府にいるというのに温泉に目もくれず、まずは西へ。途中で食べた、地獄蒸しプリン(105円)はなかなかのおいしさだった。

別府から西に向かうと由布院に出て、そこからライダー憧れのルート「やまなみハイウェイ」が始まるのだが、今回は敢えてスルー。もう一つ西隣のルートに挑戦。

途中、昼飯でもと思って入ったお店は「福萬」さん。ここで郷土料理の「だんご汁定食」(850円)を注文。



またされること30分。ようやく出てきました。だんご汁とやらは初めてです。



感じとしては、ほうとうみたいなもんでしょうか。で、これが食ってみると実にうまい。野菜なんかの具もたっぷり入っておりボリュームも抜群。店の婆さまの話だと、自家製味噌に自家製だんごの逸品だそうな。そしてだんご汁の元祖はこの店だとの事。でもこれだけうまけりゃ納得だ。

うまい飯を堪能した後は、のどかな九重山地を走りぬけ、阿蘇には向かわずさらに西の佐賀方面へ向かいます。そして事前に調べていた無料の温泉のある、杖立温泉へとやってきました。
ここの元湯は無料混浴のお風呂なのだ。



ここにはすでに先客で、熟年夫婦が入っておりましたが遠慮なくお邪魔します。ところが、ぬるい。ぬるすぎる。ていうか冷たい。
たしかにお湯は注がれているが、そのまえに誰かが水を長時間出しっぱなしにしていたようだ。よくこのご夫婦は平気で入ってるなと感心しつつ、それでも30分ほどは浸かってきました。

でも実はこの日、杖立温泉ではこいのぼり祭りというのが行われておりかなりの人手。写真には写ってませんが、このお風呂の前もひっきりなしに人が通るため、結構覗かれてしまいました。ま、いいけどね。



川沿いの温泉地ですが川の上一面を覆うこいのぼりは壮観でした。

その後は旧・中津江村なんぞを通り抜け、渋滞している佐賀市でフラストレーションを貯めつつ寝床と定めたキャンプ場を目指します。だがしかし、ようやくついてみればキャンプ場は閉鎖。なんてこったい。

しょうがないのでこの日は通りすがりの道の駅、厳木(ぎゅうらぎ)の駐車場で野営したのでした。

ちなみに寝床を確保した後、夕飯を仕入れに行く途中でついに走行距離2万kmを突破。バンディット購入から1年と10ヶ月7日目のことでした。


せっかくなので、パネルのライトを全て点灯させての記念撮影。


そしてビールとワンカップで祝杯をあげてさっさと寝てしまう1日目の夜なのでした。


この日の走行距離  322km

コメントを投稿