お気に入りのSF作家、小川一水さんの新作。
天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ 上下
あらすじは西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープは統治者の弾圧でまあ大変。さあどうしましょ、そんな話←省略しすぎやね。
いやまああらすじはともかく、中身が濃ゆいわ。弾圧→抵抗→さらに弾圧→もっと抵抗→革命か!と盛り上がったとこで
なんじゃそら!
と思わず声が出る展開。やられたわ~。2冊一気に読んでまいました。
あとがきで作者が
【「ちょ、おいィ!?」と叫んでいただけましたか。これはそういう本です。】
なんて書いてやがる。まんまと嵌められたわ。
この作品、全10巻なんやと。とはいえ1巻が上下にわかれとる。もし2巻以降もそうなら全20冊。
先が長いのは愉しみやの。続き気になるわ。
しかしこの先、どれだけ登場人物が生き残るのやら。主役格とか重要な人物の死亡率が恐ろしく高いんやけど。
とりあえず、悲劇と混乱で幕開け。
次はどうなるのやら。
今のところ小難しい科学知識なんか必要ないし、これからSFを読んでみたい方にはお薦めの小説やないでしょうかね。
いやあ、でもホンマに先が楽しみな作品ですわ。
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