東京ヤングジュオン日記

森林ボランティア講座in東京の
卒業生の活動日記

第26期 里山・森林ボランティア入門講座in東京 第5回報告

2025-02-01 | 里山・森林ボランティア入門講座

こんにちは! 事務局インターン生のシュガーです。

今回はいよいよ最終回となりました、第5回里山・森林ボランティア入門講座の様子をお伝えしていきます!

第5回も奥多摩町の「海沢ふれあい農園」での活動となります。

初めに岐阜県立森林アカデミーで講師を務めた、奥多摩町出身の原島さんからレクチャーを受けていきます。

 

人工林の入り口に集合し、受講生一同で準備体操を済ませ、森の中へ進んでいきます。

今回は本格的にスギやヒノキを倒すことなので、念入りな作業の指導が入り、一層安全に配慮しなければならない活動となります。

今回も3つの班に分かれ、ヤングジュオンの方々が作業をサポートしてくれます。

はじめに倒す方角を定め、ポイントを決めたら頭上、周囲、避難場所の3ヶ所を「ヨシッ!」と声をかけ確認します。確認を終えたら、もやい結びで幹を縛っていきます。

次に、倒す方向(斜面の下側)に「受け口」を作っていきます。受け口は今までと異なり斜め約30°下方に向かって切り込んでいくため、切っている人だけでなく周りの班員の目視によるサポートを要します。

受け口を切り終えると、今度は斜面の上側から大ノコを使って2/3程度切っていきます。細い木でも微調整しながら切らなければいけないので中々ハードです。他の班員は木に括ったロープをテンション(突っ張り)を抑えつつ持ちます。

ロープを突っ張らせた時に樹冠が揺れ始めたら、ついに伐倒です!掛け声に合わせて班員で引っ張ると、先程まで真っ直ぐに立っていた木がミシミシと音を立てて倒れていきます。

一気に倒れていく様は満点の迫力です!

伐倒後は枝切りを行なっていきます。積み重ねてきた手作業の技を活かし、皆様御手の物です。

午前中の作業を終えて、農園で昼休憩です。
昼食では奥多摩で採れたワサビをその場で擦って召し上がる「わさび丼」のほかにジャガイモ、けんちん汁、さらには鹿肉までいただくことになりました!🦌
わさびは辛味を効かすために砂糖をまぶします。思い切り動かした身体にアツアツのご飯やわさびのピリ辛加減がとても刺激になり、鹿肉がとてもやみつきになる味でした!料理はどれも絶品で、自然の恵みに改めて感謝です🙏

 


午後は原島さんと受講生の皆さんで森林やボランティア、環境問題などについてのQ & Aが行われました。
活動前から気になっていたこと、森林ボランティア講座を通して気づいたこと、そして今後取り組んでいきたいことについて様々な意見が飛び交いました。
受講生の全員が森林について真摯に向き合っている様子が窺え、インターン生として進行やサポートをしてきた甲斐があったと感じています。

ラストは農園で餅つき大会を開きました!!餅つきには受講生だけでなく農園に来てくださった方も参加しました。
私も10年ぶりに餅つきをしましたが、思った以上に杵が重くなかなかハードでした(笑)
それでも第2回の薪割りの要領を活かし、上手く搗けたのではないかと思います。
お餅はその場でいただき、海苔に巻いたり、大根おろしや餡子、きな粉などを付けて食べました。

餅つき大会後は再び温室に戻り、閉会式を行い、全5回に渡った「里山・森林ボランティア入門講座in東京」は終了となります。

昨年の10月から始まったこの講座、入門講座で育んだ4ヶ月間で森林作業でのスキルはレベルアップしましたでしょうか?私自身司会やサポートがメインではありましたが、自然の中で活動しながら技術だけでなく林学や里山についてじっくりと考える機会が増えました。おそらく受講生の方々もより一層森林や環境問題などに興味・関心が湧いてきたのではないでしょうか。そうであれば、私としても企画を考え、皆様と楽しく交流できた意義があります!

最後になりますが、参加してくださった受講生の皆様、お世話になった講師の方々、そしてサポートしてくださったヤングジュオンや事務局一同に感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
またいつか森林で会いましょう!!

(シュガー)

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