日本の神様
天佐具売
(あめのさぐめ)
日本神話に登場する女神
天若日子に鳴女を射殺すよう進言する
別名
天探女
(あまのさくめ)
「日本書紀」では
九段本書では、このように登場しています。
高皇産霊尊は、報告がないことを不審に思い、名の無い雉を遣わせ、様子を伺わせました。その雉が飛び降って、天稚彦の門前に植えてある聖なる杜木の梢にとまりました。時に、天探女がこれを見つけて、「怪しい鳥が来て、杜の梢にとまっています」といいました。
高皇産霊尊は、葦原中国平定のため派遣された天稚彦(あまのわかひこ)の報告がないことを不審に思い、雉を派遣します。
高天原から派遣された雉は、天稚彦の門前に植えてある聖なる杜木の梢に留まりました。それを見つけたは天探女「怪しい鳥が来て、杜の梢にとまっています」と天稚彦に報告しました。
また一書の一では、雉を見て、「鳴き声の悪しき鳥が、この木の上にいます。射るべきでしょう」と進言しています。
「古事記」では
本文では、このように登場しています。
天佐具売が、この鳥の言葉を聞いて、天若日子に語って言いました。「この鳥の鳴く声は、とても不吉です。ですから、射殺すべきです」と進言しました。
葦原中国平定に派遣された天若日子ですが、大国主神の娘・下照比売と結婚し、その国を自分のものにしようと企てて、八年経っても報告しませんでした。
そこで、天照大御神と高御産巣日神は、鳴女(なきめ)と言う雉を派遣します。
高天原から派遣された鳴女は、地上に到着すると、天若日子の家の門の湯津楓の上にとまり、詳しく細かに天津神の詔命を伝えました。
それを聞いた、天佐具売は天若日子に鳴女を射殺すよう進言しました。
祀る神社
平間神社
(和歌山県西牟婁郡)
照天神社
(神奈川県相模原市)
新しい知識を得た場合
随時更新予定です。