日本の神様
櫛八玉神
(くしやたまのかみ)
日本神話に登場する神
別火氏の祖
別名
櫛八玉命
奇八玉神
奇八玉命
「古事記」では
本文では、このように登場しています。
出雲国の多芸志の小浜に、大国主神のための天の神殿を造って、水戸神の孫の櫛八玉神を、料理人とし、天のごちそうを献上する時に、祝福の言葉を言って、…
水戸神(速秋津日子神と速秋津比売神)の孫です。
大国主神の国譲りの際、出雲国の多芸志の小浜に、大国主神のための天の神殿を造って、水戸神の孫の櫛八玉神が膳夫となりました。
櫛八玉神は、天の御饗(みあえ)を献上するときに、祝福の言葉を言い、鵜に姿を変え、海の底に入り、海底の粘土をくわえ出で、その土で天の平瓮(ひらか)という容器を作り、海草の茎を刈り取って火を切り出す臼を作り、別の海草の茎で火切り杵を作り、火をおこしていいました。
この私が切り出した火は、高天原の神産巣日御祖神の立派な宮殿のように、大国主神の宮殿も、天の新宮殿でするように、煤(すす)が長く垂れるまで、焚き上げ、大地の下は、地の底にある岩まで焼き凝(こ)らして、楮(こうぞ)の皮でより合わせた縄の、千尋縄(ちひろなわ)を打ち延ばし、延縄漁(はえなわりょう)で釣する海人(あま)が口の大きな、見事なスズキを、ざわざわと引き寄せ上げて、打つ竹がたわむほどに、スズキをしとめて、天の魚料理を献上いたしますと祝福の言葉をいいました。
祀る神社
飛騨高椅神社
(岐阜県下呂市)
一之宮貫前神社・境内末社・奇八玉神社
(群馬県富岡市)
売布神社・摂社・和田津見神社
(鳥取県松江市)
出雲大社・摂社・湊社
(島根県出雲市)
火守神社
(島根県出雲市)
新しい知識を得た場合
随時更新予定です。