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Legend of Dreamers

日常を徒然なるままに。

ゴールデンサークルツアーその⑤。

2008-01-27 04:31:08 | Iceland
ゴールデンサークルツアーの最後は、シングヴェトリルへ。
シングヴェトリル=議会平原。
930年にアイスランドに入植したバイキングが、世界初の議会を開き、
憲法を制定した場所です。
そして、1944年にはここで独立を宣言。


もう言葉がありませんでした。
音の無い、雪の砂漠。
空気は冷たく澄んで、張り詰めた様な感覚。

何て言ったらいいんだろう
凄く感慨深くて言葉で伝えたいのに、言葉に出来ない。
もう「見に行って」としか言えません。

この河、ただの河ではありません。
ここが、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの分かれ目。
ガイドさんのお話では、アイスランドでは感じないだけで
一日300回以上の地震が起こっているそうです。
アイスランド大学のHPと、あともう一個地震を計測しているサイトがあるそうですが。。。


今もこのプレートは一年に2cmほど離れていっているそうです。
こうやって離れていくプレートを見られるのは世界で2ヶ所だとか。
平原の中に立つ建物がとても可愛らしく力強く感じました。

アイスランドでは太陽と月が昼間に同時に見えます。
もちろん日本でも見られるけど、見られない時間が無いくらいずっと見えています。
そして、月は今にも手が届きそうに大きく輝いていました。


ここにいて頭を過ぎったのが、La'cryma ChristiのFly to the moon。
シングヴェトリルに行ってから、そしてこの景色を思い出す度、
ずっとこの曲が頭を過ぎっていました。
あの曲を表す世界があるとしたら、私にはこういう世界なのかなって思った。


本当に雪の砂漠みたいだと思いました。
寒かったけど、冬に来て良かった。



ゴールデンサークルツアーその④。

2008-01-27 04:06:31 | Iceland
長くてすみません一度の記事に5枚までしか写真UPできないのね
アイスランドは本当に景色が綺麗で写真に収めるのが馬鹿馬鹿しいとすら思ったけど、
それでも気づけばいろいろと撮っていました。笑

次に向かったのは、アイスランドの歴史でとても有名な教会『スコウホルト』。


真っ白で、中もとてもシンプルな教会。
ヨーロッパの教会と言えば、外観が物凄かったり、
中のステンドグラスが煌びやかだったりしますが、
私はこの教会がとっても気に入りました。
勿論、教会はどんな所でどんなデザインでも見るのは大好きです。
でも、ここはそのシンプルさがとても心を刺すって言うか。。。一味違う教会でした。
ガイドさんも再三お話してくれましたが、宗教上アイスランドはとても珍しい国だそうです。
キリスト教が瞬く間にヨーロッパに進んだ影響は、孤島であるアイスランドにも
勿論届きました。

ただ、通常であれば土着の宗教や今までの慣習を持つ人達は抵抗してもおかしくないですよね?
アイスランドは元々ノルディックの影響があったそうですが、
瞬く間にキリスト教にみんな改宗したとか。
今まで祭っていた神の偶像を全部滝に投げ込んだそうです。
その滝が、あのグトルフォスだそうです。

16世紀の宗教改革の際、ルーテル派への改宗を迫られた人達は
ここで最後まで抵抗をしたそうです。
自分の信じるものの為に、命を賭けるってどんな思いなんだろう。
こういう話を聞く度、いつも思います。

中はスカンジナビア諸国から貰ったステンドグラスと、
正面に壁に直接かかれたイエスキリスト。
これも、西洋の絵画の様なものではなく、
近代絵画っぽい絵で今まで見た事の無い様なキリストの書き方でした。
ステンドグラスもいろんな色がちりばめてある幾何学模様っぽい中心に
十字架が見出せるっていう。。。
言葉じゃ説明できないけど、本当に心に触れた教会でした。

地下は小さな博物館


地下道へのドアは、何故か誰かに呼ばれた気がしました。


残念ながら、通り抜けは出来なかったけど、昔この地下道から礼拝だったか
聖書の学びにいったそうです。


昔の人はどんな思いでこの地下道を通ったんだろう。。。

いつかまたここに来て、礼拝に出たいです。
辺り一面何も無かったから難しいだろうけど、また絶対来たいな。。。

ゴールデンサークルツアー③。

2008-01-27 03:37:37 | Iceland
いざ、有名なゲイシール(間欠泉。地面から湯柱が噴出す物です)へ。


この場所一帯に、間欠泉がいくつか集まっています。
ちなみに間欠泉の湯は一番頂点で200度以上あるそう
吹きかかったら一大事です

こんな風に、マイナス零度(もしくはそれ以下が多い)の世界で
地面から煙がもくもくと。。。凄く不思議な光景でした。

さて、湯柱の出る瞬間を撮ろうとみんな必死にカメラを構える
でもなかなか湯柱は上がらず。。。でもこの中心部、
ずっとぐらぐらお湯が煮立つように水(お湯)がうごめいているんです。圧巻


そして、いよいよ湯柱が上がります


写真だけ見てても想像がつかないかも知れませんが。。。
コレくらい勢いよく地面から湯柱が上がるんです。
動画UPできればいいのになあ。。。(ちなみに動画も撮影しました)

湯柱は煙となって風の吹く方へ消えていくのでした。。。



ゴールデンサークルツアーその②。

2008-01-27 03:25:49 | Iceland

グトルフォスで自然の力強さを感じた後は、ちょっと小高い丘の上のcafeで一服。


何でもないホイップクリーム付きのホットココアと、
薄いパンの中にハムチーズが入ったトーストが心に染みる美味しさでした
とても正しい栄養になる気がした。


窓から見える景色も凄く心を豊かにしてくれる景色でした


少しここで休憩を取った後、ガイドさんオススメの別の滝へ


グトルフォスに比べれば小規模だったけど、すごく綺麗だったなあ

ゴールデンサークルツアー。

2008-01-27 03:00:26 | Iceland
これを書けばアイスランドの旅行の日記ももう終わりみたいなもんです。
アイスランド3日目の18日はゴールデンサークルツアーに参加してきました。

個人的に感じた事ですが、アイスランドは観光産業でかなり成り立ってる部分も
あるのではないかと思います。
鉄道が無く、移動手段は飛行機かバス。
おまけに国土の真ん中は氷河なので、基本的に見所は
大陸の真ん中を抜いた円状の場所になります。

冬は雪と寒さが厳しいし、タクシーはメーター制で快適ですが(一度だけ使った)
遠くまで行くには高い。市バスも頻繁には出てない。
そういう事情もあってか、ツアーに参加すると原則宿泊所ピックアップになります。
例えばツアーが9時からと書いてあれば、30分前に
泊っているホテルやユースの入口に立って待っているとバスが来てくれます
今回は7時半ピックアップだったかな?7時半のアイスランドは夜の様です。


この写真で朝8時過ぎか9時過ぎかな?不思議な色合いです

さて、ゴールデンツアーとはアイスランドの有名な3箇所を回るツアーを
指し示す事が多いです。
まずはこちら、グトルフォス=黄金の滝。光が当たると水が金色に輝くそうです


数分間で太陽が出たり、晴れていても雪になったり。そんなアイスランドを思わせる光景でした


近づけば近づく程、水しぶきは激しくなります
でもかなり近くまで行けるんですよ


近くで見終わった後、太陽がやっと姿を見せ始めました


心の中に穏やかな時間が流れる思いでした

ブルーラグーン体験記その②。

2008-01-23 20:15:57 | Iceland
さて、昨日の続きを。


結局つも5時間半は浸かっていました。笑
帰りのバスはチケットを渡されていて、決まったタイムテーブルから好きなバスを選んで帰るシステム。

その5時間半の間、何をしてたかと言うと。。。

ブルーラグーン名物、泥のマスク『シリカ』を体験。
手前の木箱にブリキの様なバケツに大量の白い泥状の物が入っています。
銀色のスティックで掬い、いざ顔バック。


自分の写真は見苦しくて載せられないので、今回ご一緒した
お二人さんの写真を
シリカを塗って5~10分放置した後、顔を洗うとびっくり
赤ん坊の肌の様です
イギリスの硬水に肌と髪をやられていた私にはホントにいい
肌のリフレッシュメントになりました
まあ、ロンドン帰って2日で肌は逆戻りしたけど。。。
このシリカ、販売していますが250グラムくらいで7000円ほどします。高い

帰りは、綺麗な景色を見ながら。


また遊びに来たいな

ブルーラグーン体験記その1。

2008-01-23 03:12:53 | Iceland
アイスランド滞在の間の記事が日程前後しちゃって見づらいと思いますが、
どうかご容赦下さい

アイスランドに来たらみんなが行く所、やる事といえば、

①ブルーラグーン(巨大人工温泉)
②ゴールデンサークル(間欠泉、グドルフォス、シングヴェリトル)
③Nothern Lights Tour(北の光=オーロラハンティング)

この三つは欠かせないと思います
アイスランド二日目はまず、①の温泉、ブルーラグーンへ


ツアーバスでの参加で、3800アイスランドクローネ(約6000円ちょっと)。
ツアーといってもホテルからブルーラグーンの往復バス代と、
入湯料込みでこのお値段。
個人で行く事も出来なくもないでしょうが、ユースからバスターミナルの往復を考えると
体力的にも料金的にもツアーバスがお得だったので参加して来ました。

それにしても私身長低いな。笑 150cm無いんだから仕方ないか。苦笑

国や場所によってさまざまですが、大抵こちらの温泉は水着着用
今回は、ユースで同室のドイツ人の女性、彼女のお友達のポーランド人の女性と
一緒に行動しました。
水着に着替えたら、いざ温泉へ


ブルーラグーンは露天風呂なのですが、そこは北極圏。
外はマイナス何℃の世界
まずは室内の温泉から、左手奥のドアを使って外へ


お湯はアクアマリンの様な色。塩分を含んでいます。
にごっていて胸から下は全然見えません。。。


岩にカルシウムか何かでしょうか?白い物がくっついてツルツルしていました
長くなりそうなので、続きは次の記事で。




ただいま。

2008-01-22 06:31:08 | Iceland

アイスランドから3時間の旅を経て、ロンドンに帰ってきました
日本からアイスランドだと乗り継ぎを含めて20時間ほどかかるそうです。
何てラッキーなのかしら、アタシ。笑

今まで行った中で一番素晴らしい国を挙げろと言われたら、
間違いなく当面はアイスランドと答えます。
自然があまりにも雄大過ぎて、日常や今までたくさん悩んでいた事。。。
とてもちっぽけに感じました。
生きている事があまりにもビビッドで、感謝すべき事なのだと
痛感させられる程に自然の素晴らしさを痛感しました。

日本からは遠いけど、一度は行ってもらいたいオススメの国です。
またいつか、今度は出来れば夏に行きたいな。