三重県津市白山町にあるルーブル彫刻美術館に行ってきました。
ここはパリ・ルーブル美術館美術部の技術陣が実物より直接型取りして作製した復刻作品を展示しており、大きさはもちろんの事、傷ひとつに至るまで実物と同じであるのが売り。
また、フランス博物館協会を通じ一部「大英博物館」「メトロポリタン美術館」などの作品も展示しているそう。
確かに作品自体は見応え十分です。しかし残念なところもいくつか。
それは展示室の中央に十一面千手千眼観世音菩薩座像が鎮座しており、それを囲むように彫刻が展示されているため、作品を写真に収めようとするとこの菩薩様が入ってしまうことです。
この美術館を作ったのは大観音寺の大僧正竹川勇次郎氏なので、このような配置になったのだと想像しますが、寺に隣接しているのだから純粋にルーブルの彫刻を楽しめる空間を作ってくれたらよかったのにと思います。
また、入って左手に絵筆塔という著名な漫画家やイラストレーターが描いた河童の絵をあしらったものがあります。
竹川氏は相当力のあった人だったのですね。
それぞれの個性が出ていて、これはこれで興味深いのですが、やはり統一感を欠くことになってしまっています。
あと極めつけは建物の外にあるカエルのオーケストラです。これは何を意味しているのでしょうか?
1)絵筆塔、いろいろな河童の絵が楽しいです
2)左:藤子F不二雄氏のドラえもん河童、中:手塚治虫氏のアトム河童、右:誰でしたっけ?
手塚氏が亡くなったのが1989年、この美術館がオープンしたのが1987年なので間違いないと思いますが
3)左:さいとうたかお氏、中:やなせたかし氏、右:MACO氏
4)左:永田竹丸氏、中:榊原良平氏、右:園山俊二氏
5)カエルのオーケストラ、一体何体あるのでしょうか
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