川見四季桜の里へのバス発着点に小原和紙美術館はあります。
おそらくここに駐車しなければ立ち寄ろうと思わなかったかもしれません。
ここでは和紙を使った作品を展示していますが、特別展として「HEKINAN・OBARAからそれぞれのスピリッツ展Ⅻ」が開催されていました。
これは藤井達吉の創作魂を継承する碧南在住・出身または賛同する作家の展覧会で、これまでは碧南市藤井達吉現代美術館で開催されていたのですが、改装工事のため休館中のため藤井達吉に縁のある小原での開催になったものです。
藤井達吉は碧南市生まれ、明治末期から大正時代にかけて七宝焼、日本画、陶芸、金工、竹工、漆工、刺繍、染色、和紙、書、和歌など工芸のあらゆる分野で古い型にとらわれない斬新な作風で注目された。
太平洋戦争中に小原村に疎開し、伝統産業だった小原和紙を工芸に用いると、小原和紙工芸を芸術の域に引き上げ、和紙工芸作家の後進の育成に当たったということで、小原村に縁の深い人である。
和紙の持つ柔らかい感じを生かした作品に心落ち着かせていただきました。
タイトル画像は春日井保裕「白日」です。
先ずは「HEKINAN・OBARAからそれぞれのスピリッツ展Ⅻ」から。
今年のテーマは「水」-つなぐ・つながる-です。
1)加藤栄治「月光」(屏風)、「鏡花水月」(下)
2)二村純生「漂う」
3)鳥居裕太「さよならは突然」
4)野々山ちさと「水迷図 スイメイズ」
5)堀井倫子「摘果」
以上が「HEKINAN・OBARAからそれぞれのスピリッツ展Ⅻ」からのピックアップです。
6)福岡小次郎「宵桜」
7)二村純生「鮃」
8)安藤眞人「森」
9)安藤眞人「雲隠れ」
10)加藤英治「mistral」
11)福岡小次郎「静寂」
12)福岡洋介「爽」
13)春日井保裕「秋雨」
これを見た時に感じたことをこのブログを見返した時に思い出すことができるのか、それとも全く違う印象を受けるのか、それを考えると自分のブログをアーカイブするのが楽しみになります。
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