10円のために電話する

2015-09-22 | 仕事
口座振替されなかったお客様には、コンビニで支払いのできるハガキが届くので、このハガキを使って支払う人は多い。特にコンビニ慣れ?している若い人と、ATM操作に不慣れな高齢者に多い。時間に制限がないので便利なのだろうが、「ハガキが届いたら払います。」という本末転倒なお客も多い。

一方、銀行から振り込んでくる常連も多い。どうせ銀行から引き出して振り込むのなら手間は一度ですむ。それにおそらくキャッシュカードに振り込み先を登録してあるのだろう。しかしこの場合、振込金額のミスがたまにある。多めに振り込まれた場合は問題ないが少なめが困る。

不足額がたった10円でもこちらは電話しないといけないし、督促状を送らないといけない。コストを考えると完全に赤字である。しかし、この10円のためにそのお客はカードが解約になったりブラックリストにのるかも知れないので、伝えておかないと後でクレームになることもある。

信じられないが「そんなこときいてない!」というおバカな人が世の中にはいるのである。「間違えたあんたが悪いんやろ」と言いたいところだが、「何度も電話もしたが連絡がとれずに残念でした」と言うしかない。


造幣局のサイトより拝借

やっと電話にでてもらって10円の入金を依頼すると、「たった10円のために振込手数料を支払いたくない」というお客もいる。たった10円を手抜きしたあんたの責任やろ~と言いたいところだが、このままではカードは解約になりますと説得して、しぶしぶ支払いに同意してもらう。10円の信用を侮ってはあかんよ~と言ってあげたい。


※わかりやすいように”ブラックリスト”という表現を使っていますが、実際にはそんなリストは存在しません。



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