HANNIBAL / ハンニバル

最近、ＷＯＷＯＷのドラマがもひとつ面白くないので、テレビを見る時間が減りそうだと思っていたら、ぬぁんと！　ＡＸＮの「ハンニバル」にはまってしまった。

まず出演者の顔ぶれが豪華だ。主役のレクター博士を“北欧の至宝”とも称されるデンマークの実力派俳優マッツ・ミケルセン、犯罪プロファイラーをBurberryのモデルにもなった英国俳優ヒュー・ダンシーが演じている。そして、ＦＢＩ捜査官にローレンス・フィッシュバーンと彼の妻役として本物の夫人であるジーナ・トーレスも出演している。この二人は、それぞれ米ドラマでは常連だ。

ここに登場するレクターは、映画『羊たちの沈黙』 (1991年・監督ジョナサン・デミ)で有名になった、牢獄に入れられる前の若いハンニバル・レクター博士だ。天才精神科医であり同時に人肉を食べるシリアルキラーで、その正体はまだ誰にも気づかれていない。人肉を食べるシーンは豪華なディナーのように演出されていて、ゾクッとさせられる。

ドラマは、レクター博士とプロファイラーのウィルが、精神的に絡み合いながら深～く沈んでいく展開となっている。二人は連続殺人犯を一緒に追い詰めていくのだが、同時にレクター博士はウィルの精神を分析し支配下に置こうとじわじわと魔の手を伸ばしていく。思わず「ウィル危ない！」と叫んでしまいそうでなおさら怖い。

眠れないかも～と思いながら、毎週楽しみにしている。米ドラマ「クリミナルマインド」が好きな人にはお薦めですが、残酷シーンもそこそこあるので、心臓の弱い人にはおすすめできません。

ＡＸＮで放送中