ガンディー:秘教思想が生んだ聖人 (平凡社新書)
杉本 良男 (著)

ガンディーがガンディーとなるまでの背景を思想的な探る書。
非暴力の思想的な背景について、これまで知られていなかった視点が提起されるようである。
とくに「オリエンタリズムとナショナリズム」の章は面白そう。
新書で気軽に読めそうなのもうれしい
新書: 344ページ
出版社: 平凡社 (2018/12/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4582858996
ISBN-13: 978-4582858990
発売日: 2018/12/15
内容紹介
人類の遺産である「非暴力」思想はいかにして生まれたか。近代化の過程で科学万能主義に抗い誕生した秘教思想との関わりを軸に、ガンディーの知られざる実像に迫る評伝。
序 科学と宗教──スピリチュアルなナショナリズム(一八四八─一九一八)
1 心霊主義と隠秘主義
2 インド国民会議
3 アニーとアンナ
4 ベサントのインド
第一章 肉食と菜食──ガンディーの大英帝国(一八八八─九一)
1 グジャラート商人の名家の出
2 母との約束
3 最上のヒンドゥー教
4 科学時代の普遍宗教
第二章 親英から反英へ──ガンディーの南アフリカ(一八九三─一九一四)
1 南アフリカへの渡航
2 南アフリカの秘教思想
3 ヒンドゥー教とキリスト教
4 ヒンドゥー化する思想
第三章 エリートと大衆──ガンディーのインド(一九一五─四八)
1 本格的な帰還
2 マハートマでむすばれる
3 両大戦間の試行錯誤
4 インド独立
第四章 オリエンタリズムとナショナリズム──東と西のすれ違い(一九四八─)
1 イメージ戦略
2 キリスト教聖人化
3 破られるタブー
4 非暴力と日本──東と東のすれ違い
著者について
1950年北海道生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科社会人類学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(社会人類学)。専攻は社会人類学、南アジア研究。国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。主な著書に『スリランカで運命論者になる──仏教とカーストが生きる島』(フィールドワーク選書14、臨川書店)、『インド映画への招待状』(青弓社)、編著に『キリスト教文明とナショナリズム──人類学的比較研究』(国立民族学博物館論集2、風響社)などがある。
杉本 良男 (著)

ガンディーがガンディーとなるまでの背景を思想的な探る書。
非暴力の思想的な背景について、これまで知られていなかった視点が提起されるようである。
とくに「オリエンタリズムとナショナリズム」の章は面白そう。
新書で気軽に読めそうなのもうれしい
新書: 344ページ
出版社: 平凡社 (2018/12/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4582858996
ISBN-13: 978-4582858990
発売日: 2018/12/15
内容紹介
人類の遺産である「非暴力」思想はいかにして生まれたか。近代化の過程で科学万能主義に抗い誕生した秘教思想との関わりを軸に、ガンディーの知られざる実像に迫る評伝。
序 科学と宗教──スピリチュアルなナショナリズム(一八四八─一九一八)
1 心霊主義と隠秘主義
2 インド国民会議
3 アニーとアンナ
4 ベサントのインド
第一章 肉食と菜食──ガンディーの大英帝国(一八八八─九一)
1 グジャラート商人の名家の出
2 母との約束
3 最上のヒンドゥー教
4 科学時代の普遍宗教
第二章 親英から反英へ──ガンディーの南アフリカ(一八九三─一九一四)
1 南アフリカへの渡航
2 南アフリカの秘教思想
3 ヒンドゥー教とキリスト教
4 ヒンドゥー化する思想
第三章 エリートと大衆──ガンディーのインド(一九一五─四八)
1 本格的な帰還
2 マハートマでむすばれる
3 両大戦間の試行錯誤
4 インド独立
第四章 オリエンタリズムとナショナリズム──東と西のすれ違い(一九四八─)
1 イメージ戦略
2 キリスト教聖人化
3 破られるタブー
4 非暴力と日本──東と東のすれ違い
著者について
1950年北海道生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科社会人類学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(社会人類学)。専攻は社会人類学、南アジア研究。国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。主な著書に『スリランカで運命論者になる──仏教とカーストが生きる島』(フィールドワーク選書14、臨川書店)、『インド映画への招待状』(青弓社)、編著に『キリスト教文明とナショナリズム──人類学的比較研究』(国立民族学博物館論集2、風響社)などがある。