昨日は1月17日。忘れるはずもない、あの大震災の起きた日だ。
……いや、忘れかけていたのかも知れない。
出来事ではなく、それに備える気持ちをだ。
寒さと布団の暖かさとの間でちゅうちょしながら、ようやく起きた朝。
いつものようにパソコンを立ち上げると、やけに大量のメールが着信している。
「また新手のスパム?」
眠い目をこすってその1通を開封すると「RAIDディスク故障」とある。
「!」
同様の内容を告げるメールが数分おきに着信。これは自宅(自社)で使っているデータ保存用ネットワークハードディスクからの急を知らせるメールではないか!
このシステムはRAID5で構成してあり、4台のHDDからなるシステム中、1台が故障してもデータは保護される……ハズだった。
しかし、無数のメールをなぞっていくと、午前3時頃だった最初のトラブル発生から約3時間を経た午前6時過ぎ「RAID崩壊」を告げるメールが。
データ保護のために論理構成されていたRAIDアレイが崩壊したというのだ。……南無三!
結局の所、数テラバイトのデータ(幸いにして業務データは含まれておらず、すべてプライベートな動画や音楽データだった)が消失して呆然自失。
ダメもとでデータレスキューサービスにすがることにしたが、費用を含めてどこまでのデータを取り戻せるかは神のみぞ知るといったところ。
これぞデジタル時代の恐ろしさ。大切な思い出も、あっという間に消え失せてしまうリスクが常にある。頭では分かっていたことなのに、それに対する備えがついつい手薄になっていたのだ。
もう一つのRAIDシステム(こちらは完全に業務データ用)も、近頃は電源部からの異音が増えてきつつある。遅蒔きながらバックアップやリプレイスを含めた対策を早急に打つことに決定。新たにRAID1+ホットスペア&ホットスワップ+外部バックアップの3重冗長構成のシステムを入れることも決めた。
15年目の大震災の日。日頃の備えを怠るなという声が聞こえたような気がした。
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読んでいたら背筋がゾっとしました!
そして仕事が膨らむと、
「あーーもう!会社が燃えちゃえばいい訳できるのに!」とか言っちゃう自分も反省しました。
その恐怖は身にしみております。
冷たい話ですが、
30年ほど電脳に付き合ってたどりついている結論は、
データは一期一会、です。 m(_ _)m
先に業務用が逝かなかったのが幸運であります。
業務用データバックアップの多重化、お急ぎください。
私もバックアップを2重3重にしておこう(>_<;;
子供達の成長記録は全てパソコンで管理しているので
昔のようにネガなんてありませんしね~。汗
便利な様で不便なのかもしれませんね。
早速写真のバックアップを始めます~~(= =;;;
そうです反省してください(笑)
私も仕事がピンチになると同様の妄想に走る口なので深く反省します。m(__)m
>ますこさん
急いでます。明日には完了するでしょう。
でも笑いながら合掌するのはやめてくださいね。(T-T)
>AOIさん
備えあれば憂いなしだよ~
ガンバ!
僕の場合、非常用の水と 定期的なバックアップは怠らないようにしてます。
・・やはり痛い目に遭ってから改めたのですが。
他人の不幸は蜜の味。 :-P
やっぱり、ミドルネームにDevilとか付けようかな? 自分。。。。
ホントに。
とりあえずワタクシも個人PCバックアップ用の
HDDの物色を開始します。
去年の写真データが飛んでしまわないうちに
CD-Rに焼いとこーとちゃっちゃと実行・・・
のはずが、いったん昇天したHDDと
半壊状態の電源部を持つLet's君は
どうやらwriterまでやられちゃった?!
ぷー!
わが家も水は切らさないようにしてるんですが。あとカップ麺も。(^^;)
データ関連は何度痛い目にあっても、喉元過ぎれば……になりがちです。だってお金かかるんだもの。
>はっしぃさん
ぜひ「その時」に備えてください。
>めえさん
子どもさんがいるお家では、データ保存が深刻ですよね~。思えばフィルム+アルバムが一番よかったのかも。
>ますこさん
お大事に。