つか、オレが許す！（完結編）

もろくも敵の弾幕にさらされ被弾。
這々の体でニュートラルコーナーに下がったところで万事休す。

ついにトレーナーから声がかかった。
「実際乗れてないバイクなら、手放すか買い替えるしかないんじゃないの？」

「！！！」

……かくしてタオルが投げ入れられ、住宅ローン繰り上げ返済資金の不正流用が決定した（爆）。

数日後。
住民票を手に、いそいそとショップへ向かう。
してやったりの笑顔を見せる店長に敗北感を抱きつつ、粛々と契約は進む。
車体色は黒を選択。いい年なんでオレンジはちと恥ずかしくって……（照）

納車は契約より２週間以内との事。
DUKEとの別れは、納車のその日になることが決まった。

それまでに、あと少しはあの奔放な走りを楽しもう。
そう思ったのが「ちょっぴリベンジ」の真相だ。

そして実にあっけなく、別れの日はやってきた。
雨男のボクには珍しい記念日の好天。

さよならDUKE、ありがとう。
よろしくSM、これから頼むぜ。


今度こそガシガシ走っちゃるかんね～！

※現在鋭意慣らしちう。皆さんへのお目見えの日も近い予定デス。（完）