ついにわが家にも

やって来た「デジカメCCD問題」。

これ、ここ数カ月の間に立て続けに各メーカーから発表されている、デジタルカメラのCCD製造不良に伴う不具合と、その対応など一連の問題だ。

未だにつまびらかじゃないことも多いんだけど、要するにデジカメの「目」である撮像素子が、数年前の一定期間、共通する問題のある素材を使って生産されたことで、この時期のデジカメの多くが影響を受ける品質問題が起きてしまったということらしい。撮像素子のメーカーは、デジカメのメーカーよりはるかに少なく、いくつものメーカーが同じ部品を使っていることが多いので、この問題は大きな広がりを見せているのだろう。

具体的には撮影画像が乱れたり、ノイズが入ったり、そもそも液晶画面に画像が出なかったりとさまざまで、かつ結構深刻なものもあるようだ。

とはいえ、最初からおかしいというのではなく、経年変化や使用環境（温度変化が影響しやすいらしい）などで発症したりしなかったりという厄介さが、問題をフクザツにしている。

多くのメーカーでは、この問題に起因する故障については、製品の保証期間にかかわらず（またはそれを延長して）修理対応するほか、問題の発覚以前に当該の問題で有償修理を受けたユーザーにはこれを返金するといった対応をとっているみたいだ。

ウチには数えるのが大変（つーか怖い）くらいの新旧デジカメがあるんだけど、昨日、その内のひとつがこの問題の対象として発表された。このブログでも以前扱った、ペンタックスの防水デジカメ、オプティオ43WRだ。幸運にも現在までのところ異常は出てないんだけど、いつか発症する可能性があるってのはイヤなもんだなぁと思う。

実はわが家でも既にミノルタ（現コニカミノルタ）のディマージュA1というカメラが、やはりこの問題の対象機種に上げられていたのだけど、正にこうした症状を購入後早々に発症していて、保証内で修理が終わってしまっていたので返金対象ともならず、その反面、当時の修理に使われた部品は本当に問題を逃れているのか不明確であったりと、これまた悩ましい状態だったりする。

願わくば、これからも元気でいてくれ～＞わが家のデジカメたち