今日は乗れてるなぁ……オレ(※注:ウサギにじゃありません。バイクの話)。
そんな風に思うことって、あるよね?
それは必ずしもライダーズ・ハイの類の話じゃなかったのかもしれない。
「体から跳び出す皮膚兎」という摩訶不思議なタイトルの学術論文とその実験が注目されているんだって。
「皮膚兎」っていうのは、別に新種のウサギとかではなくて、体表上の異なる2点に連続的に刺激を加えると、最初の点から最後の点まで、まるでウサギが跳びはねながら移動するように、連続的に刺激が移動していくように感じられるという錯覚に付けられた名前なんだそうな(正しくは「cutaneous rabbit illusion」という)。
この現象に関して、MRIを使った研究では、皮膚上の2点の中間点に対応する脳細胞が順次反応する様子が観察されるとの由。
そんな不思議なウサギだけど、実はこれが、人間の肌の上だけじゃなくて、人が触れた「モノ」の上をも跳ねていくことが明らかになったのだとか。
冒頭紹介したタイトルの論文を著した、高知大学の宮崎博士の実験では、10cmほど離して出した人差し指の間に木の棒を渡し、木の棒そばの左手の指を刺激し、すぐさま右手の指に同様の刺激を加えると、被験者には刺激の加わる位置(すなわちウサギ)が、左手指から棒の上を渡り、右手指に達するように感じられたっていうんですよ奥さん!
「肌の上」で起きると考えられていた現象が、そこからはみ出して「モノ」の上まで跳び出しちゃった!というわけ。
これを先ほどのMRI解析と合わせて考えると、もしかして人間の脳みそには、あらかじめ「道具上の感覚」にあたる部分が《用意されてる》のかもしれないっていう、実に衝撃的な推測が成り立つッ(!)
ちょっと飛躍しちゃうと、バイクに生じた某かの現象を、我と我が身に起きたかのように感知することができるかもしれないのだ。
さればよきバイク乗りたりうるかどうかは「バイク脳」を鍛えてるかにかかってる……のかもしんない。
バイクが自分の一部になったみたいに感じる。
そんな体験、してみたいよね。
こんなオモロイこと(いや、バイクには触れてないけど(^^;))が徒然に書かれてる、高知大の全卓樹先生の超オモローなブログはこちら。
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低速時のタイヤが踏んだ小石くらいなら、集中していれば感覚も伝わってきますが…。
走行中の、シールド以外のヘルメットやトップボックスへの鳥の爆撃に気がつけるようになったならスゴイかもしれません。(ソレは振動が小さすぎて無理?)
まぁ基本、皮膚への刺激を持っているモノへの刺激と錯覚するというお話ではあるんですが、「モノへの刺激」という認知のあり方自体が非常に想像をかき立ててくれるんですね。
触れているモノからのフィードバックによっては、それを「触れている部位からの刺激」じゃなくて「触れているモノへの刺激」そのものとして認知することもできるんじゃないか、そんな風に想像してみたワケです。(^^)
脳科学と称するものには胡散臭いのも多いけど、こういう「刺激」は歓迎ですね。
SevenFiftyと申します。
皮膚兎・・・難しいですね。
兎と亀なら分かります。
昨日、走行中に前方の車が何かよけた。
ゴミ?石?
亀だぁ!
甲羅の20cmくらいあるヤツが車道をノシノシ歩いている。
しかたがないので停まって横の草地に逃がしてやりました。
亀の恩返しはなのでしょうか。
兎・・・たま~に野生化した兎が雑木林から飛び出します。
はじめまして(^^)
兎と亀なら分かる? 何が?
……というくらい、あれはあれで深い話だという説もあるみたいですよ。
亀の保護、ご苦労さまでした~♪
>pittsさん
お久~♪ 元気してます?
知覚過敏ってなんか歯茎っぽいよね~(T-T)(爆)