得るモノあれば、失うモノあり(意味深)。
今回の改造は、もう一点も大ネタ。
スリップオンマフラー装着だ。
タイガー用のスリップオンというと、国内で普通に手に入るのは下記3点だろう。
・トライアンフ純正アクセサリーマフラー
・BRM製チタンスリップオン
・レオビンチ製チタンスリップオン
純正オプションはマフラーエンドの開口部が大径化されて排気効率が増しているものの、当然音量は若干アップし、重量や寸法はノーマルとほぼ同等。
BRM製はスタイル抜群かつ軽量ながら、高価かつ音量は大きめで、着脱式のバッフル装着時でも車検対応は謳われていない。
レオビンチは軽量で廉価。音量はおそらくBRMと同程度(推定)で同じくバッフルは着脱式。
……といったところ。
個人的にリプレイスサイレンサーに求めるのは、軽量化やスタイリングのほかに、低騒音(ノーマル同等)であることと、できればパワーフィールが向上することだ。
その観点からすると、純正オプションはまず重量面でバツだし、残る2点も音量面で疑問符が付く。そもそも着脱式のバッフルで音量を抑えるという構造自体が将来的に認められなくなる可能性も取りざたされることが一層不安を煽ると言えるだろう。
そんなわけで、国内外のエキゾーストメーカーをネットで調べまくる日々。
日本でこそまだマイナーな存在のタイガーだが、特に欧州での人気は高く、マフラーも少なからぬ数がリリースされている。しかし、なかなかピンと来る製品はないもの。
そんな探索の果てに発見したのが、日本ではまったくと言っていいほど知られていない英国メーカー「QUILL」だ。
何と言っても、知名度ゼロなのがグッと来るよねぇ~(^^)(←変態)
同社ではレース用から公道用まで、数々の製品を持っているが、中でも「T3」と名付けられたシリーズは、欧州の「ユーロ3」規格に適合し、バッフルが取り外せない一体構造。そしてリジェッティング(燃調変更)の必要なしにパワーアップ(ビミョーにだけどね(^^;))が図れるというのがウリ。ステンレス、チタン、カーボンの3タイプが用意され、それぞれノーマルより2~3kg程度の軽量化が可能なのも嬉しい。
(装着作業時の簡易実測では、ノーマルの約5.6kgに対してT3は同じく2.6kgほどと半分以下のウェイト。確かに実感できる軽さなのだ)
ノーマルのキャタライザー(触媒)はそのまま生かして使う仕様なので、まずガス検は問題ナシ。とは言えユーロ3は日本の法規制とはまったく別のものなので、そのままで日本の車検に通る保証はないが、バッフル固定の構造からして、運良く騒音レベルが低く抑えられてさえいれば、車検通過も夢じゃないかもしれない。
てなわけで、当たって砕けろの精神でまたも個人輸入を決意。
同社のオンラインショップでは、英連邦および欧米各国にしかシッピングしないという不親切な方針を採っているため、在英の代行業者を通じて購入と相成った。
オーダーしたのはプレーンなシルバーのチタン製。カーボンは高価だし、ステンでは軽量化の恩恵が少ない。ブルーチタンは趣味じゃないので、結果としてこの選択に。
かくしてオーダーから2か月あまり。
無事ニッポンに到着した個装箱を手にした第一印象は「軽い!」ってこと。
コイツは期待できそうだ……
と期待は高まるものの、あくまで舶来品。
TDMにオランダ製マフラーを装着した時の経験からしても、すんなり装着できないことは容易に想像できる(苦笑)。
……というわけで、オーリンズ装着のタイミングに合わせて、お店に装着作業をお願いすることにしたのだった。【以下後編に続く】
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続きが気になる~。
K氏のドミのMIGのようだ~。
(これも英国から個人輸入)
で、舶来モノパーツのお約束で、付属していた
サイレンサーのステーはまったく合わず。笑
気にしてして~♪(笑)
>くにさん
Kしみたいに自分で切った貼ったできればいいんですけど。
何しろ驚異的に不器用だからなぁ>自分
いやー今回もホントに合いませんでしたよ>ステー
だけどカーボンは付いてなかったからイイや(爆)
>ローライダーさん
昨日はお会いできず残念でした。(T-T)
純正オプション、ROM書き換えてもダメなんですか。
昔乗ってた初代フリーウェイ250もバックファイアが酷かったんですが、皇居のお堀端を走ってたとき「パパン!」て音立てたらお巡りさんが大勢飛んできました(^^;)
それにしてもローライダーさんのアクセルワークが慎重だったとは……(爆)