検診で胃の検査をするとき、胃カメラとバリウムがあります。
自分は胃カメラしかしたことがありません。バリウムをしない理由は下記です。
①バリウム検査後の下剤が大変。バリウムが残ると腸炎・腸閉塞を起こすことがある。
②バリウム検査で異常があったらどっちみち胃カメラをしないといけない。
③放射線検査なので、被爆の問題がある。
では、なぜバリウム検査があるかというと、胃カメラは医師が施行しますが、バリウム検査は検査技師が施行できるからです。医師は賃金が高いですし、昔は胃カメラをできる医師も限られていたため、検診で胃カメラをするよりバリウム検査をする方が安く大勢の人に検査ができました。
一方で、バリウム検査による死亡事故もありました(放射線技師を書類送検 X線撮影中の転落死に業過致死の疑い 群馬)。
今は胃カメラができるクリニックが増えました。むしろ、バリウム検査はある程度の規模の病院でしかできないので、胃カメラ検診の方がメリットがあります。自分の地区の検診は胃カメラは無料です(バリウム検査は対象外です。)
胃カメラの検査は大病院より開業医の方が上手だと思います。大きな病院にはものすごい神業を持つ先生もいますが、若い先生や技術力の低い先生もいます。当たり外れが激しいです。それに比べると、開業して胃カメラをする先生は、自分の腕で患者を呼び込める自信がある先生なので、経験豊富で上手です。できるだけ検診(特に地区の無料検診)は開業医で受けることをお勧めします。