遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

恵那山(南信) 2009-11-15

2009年11月19日 | ・恵那山

恵那山(えなさん)2189m 天気:霧

 金曜から土曜の天気は結構荒れましたね。雨・風共に強かったですが、日曜日は天気が回復する模様です。朝方は霧氷が付き、晴れればアルプスの展望が絶景でしょう。昨日の嵐で、少しは雪が有るかもしれませんよ。{{そうなると思ったんだけどなぁ~。}}

 ↓駐車場を出発


 広河原登山口の駐車場には思ったほどの車は無かった。中央高速は中津川付近からすごいガスで恵那山が見えなかったが、駐車場から見ても、山の中腹以上は雲の中だ。朝は霧氷、その後は絶好の展望だろう、と、この時点ではお気楽な考えで出発した。登山口までは舗装の林道を行く。途中の河原で2頭のサルを見る。こっちも見つかった様で、こちらを見ながら同じスピードで横移動している。おぃおぃ怖ぇ~なぁ。トンネルを抜けると広河原の登山口に到着。水場の湧き水は今日は良く出ている。

 ↓登山口。道の右側に湧き水。


 丸太の橋で対岸に渡ったら山道に入る。最初は植林帯をジグザグに登り、雑木林になると小尾根に乗る。尾根道はやがて落葉松林の直線登りになり、やがて後100分標識ピークに登りつく。2行で書いたけど、登山口から1本入れて約70分の登り。今日の行程の丁度中間点なのでチョット休憩しましょう。
 ここからは尾根道。稜線に出れば風が強い。標識の直ぐ先の道から岳樺の林越しに恵那山が見えるはずだが、今日は真っ白で何も見えない。

 ↓100分標識ピーク先の道。笹の刈り払いが新しい。


 笹原の尾根道は急登になる。途中のベンチの有る展望場所で一服。飯田方面がチョットだけ見えるが、頭上の雲がだんだんと迫ってくる。

 ↓こんな天気になるとわ・え・もあ、古い。


 笹の急登から前方に黒井沢ルートからの尾根が見えてくると、雲に突入した。道は樹林に入りほっとする。

 ↓やっぱりこうなりますか。こんなはずじゃ・なかったひでとしぃ。


 こうなれば霧氷に期待するしかないが、結構気温が高い。霧氷も展望も雪もなんも無しで終わるかもしれない。さらに雨にでも降られたら・・それは勘弁ねがいたい。
 やがて県界尾根の冬道分岐点に到着。入り口はテープで厳重にふさがれているが、結構濃い踏み後が笹の中に見える。

 ↓県界尾根の冬道分岐。冬道は写真の感じよりは濃い。


 道は右へ曲がり、山頂へ向かう。少し先で霧氷の道になるが、やはり気温が高いのか、しょぼい霧氷林になった。

 ↓山頂への道


 冬道分岐からは30分で三角点山頂に到着した。先着は5~6名か。櫓の下は風も無く休憩に良いが、昼は避難小屋にしよう。

 ↓んでもって山頂


 ↓山頂部の登山路


 山頂部の道はガスが深く風が強いが、さほど寒くは無い。10分で避難小屋に到着した。避難小屋は賑やかそうだったので外で昼飯を喰う。
 お約束で小屋裏の展望岩に登るがやはり真っ白で何も見えなかった。

 ↓なのでこっちを撮るしか無い


 これもお約束で最高点の神明社へ向かう。当然、ココもガスで真っ白で周りは何も見えない(一番上の写真)。しかしこちらのピークは強風で寒い。写真を撮っていると手がかじかんできたが、空身で来たのでどうしようも無い。

 ↓神明社付近の霧氷


 神明社のあの不埒な落書きは消えていた。上から塗りなおした様だ。

 ↓神明社。落書きが消えていた。


 ↓挑戦的な構図だ。


 戻る途中、大岩の裏の展望台に寄って真っ白なのを確認したら避難小屋に帰る。神明社ピークはさすがに寒かったので一旦避難小屋に入って休憩することにした。

 ↓山頂避難小屋。(小屋の内部)。


 小屋は入り口が土間で、扉を開ければ広く綺麗な板の間の部屋があるが土間で休憩した。数名のおじさんが土間で昼食中だ。おじさん達が湧かしたお湯でめがねが曇った。土間でも小屋の中は暖かい。自分は、テルモスの湯を飲みながら、かじかんだ手を暖める。元に戻ったら帰ろうっと。外に出ればやっぱり真っ白。もう少し待ってみようかとうじうじしていたが、寒くなってきた様なので早々に来た道を戻る。
 帰りだしたらやっぱり晴れた。笹の尾根から南アルプスが見られて少し満足だが、中央アルプスはずっと雲の中だった。

 ↓帰り道で晴れる。


 帰着すれば、地元は一日中晴れだったと。今年は、私の行く先には暗雲垂れ込める事が多かったなぁ(あぁ~、そんなに悲観しなくても・・)。

  TIME  カシミール
広河原登山口駐車場(7:20)→登山口(7:55)→(9:10)標識ピーク(9:20)→県境分岐(10:30)→三角点山頂(11:00)→(11:10)避難小屋(12:10)→登山口(14:30)→(15:00)駐車場


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