![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/cc/37445b4c91f3996f500f65c653806f94.jpg)
沢口山(さわぐちやま 1425m) 天気:曇り
何とか天気は保ちそう、なので三連休唯一の休みの日曜日は沢口山へやって来ました。まさか、もうヒルは居ないと思うが、紅葉シーズンまで待つと道は混むしぃ駐車場は500円取られるしぃなので、早めに行く事にした。
という事で、新東名の金谷ICを降りて大井川を渡り、左岸道路を上流に走る。ここからなら右岸道路を通った方が近いかも知れないが、試してみるのは後日にしよう。朝の内は千頭付近と奥泉の先の道の狭い箇所もスイスイと進み、6時半には寸又峡の駐車場に入る。ところが、千頭までは降っていなかった雨が、寸又峡に入ると結構な勢いで降っている。
↓寸又峡の駐車場。雨。
仕方が無いので車の中でうとうとしていた。7時前にラジオから天気予報が流れてきて、お~丁度良いなぁと聞いていたつもりだったのだが、気がつくと時計は7時半になろうとしている。外を見れば雨はあがった様だ。急いで準備をして出発する。寸又峡の温泉街を歩き、終点のバス停のカモシカ像に沢口山の標識が有る。標識に従って左の道を進むと、舗装路が終わり、大きな地図の看板が有る沢口山登山口が有る。
↓バス停の先のカモシカ像。左の道。
↓沢口山日向山コース登山口
ここから山道に入る。雨上がりで道は湿っているが、気温は涼しい。時々頭上の木から雨つぶが落ちてくる。落ちてきた水滴をぬぐってふと左手を見ると、シャクトリ虫が手の甲をのそのそっとと・・・げッ~ヒルだぁ~。ぎゃーー、でこピンぱ~んちだーーぶっとばせーー。やばいぜ、足元から徹底チェックだ。ぎゃ~っもう一匹、右足のズボンのすねを登っているぞーー。こいつも、でこピンぱ~んちで吹っ飛びやがれーー。こんな涼しい朝からヒルクライミングとは・・・やばいやばい、、ここから休み無しの超早足で湿った山道エリアを突破だ~。乾いた地面までがんばるぞ~~、、はーっはーっはーっ。さっきまで雨降ってたんじゃ乾いた地面なんか有るわけ無いわい。
↓左、尾根に乗る 右、尾根道。湿った落ち葉の暗い道
しかし結構な急登が続く。休憩したい。ヒルなんてもういいや、「ヤマイワカガミの群生地」の標識でチョット立ち止まって休憩しよう。リュックは降ろさず足元に注意を集中。しかしイワカガミの葉っぱが一面だ。凄い群生地だなぁ。上空は陽が射し始めたが、晴れたら晴れたで気温が上がってヒル様が元気になってしまうだろうし・・・
↓白い花のヤマイワカガミの群生地。
汗も拭かずに少し休んだら直ぐに出発だ。尾根道を登れば「展望所」の標識が有る。木の隙間から少しだけ展望が有るが、たいしたものは見えない。ここから少し登れば傾斜が緩くなって左へ少し下る。二重山稜の左の尾根に移れば「木馬の段」の標識が有る。登山口から1時間半、汗だくになったが早いんだか遅いんだか判らない。しかしまだ地面は湿っていて落ち葉が積もっている。リュックは降ろさずにやっぱり早めに出発しよう。
↓木馬の段
木馬の段から少し登ると今度は「アカヤシオツツジの群生地」の標識が有る。そこから目前の斜面を登れば尾根に乗って「猿並平コース」分岐の標識が有り、その直ぐ先が「富士見平」だ。登山口から2時間。ここまで来れば大丈夫だろうとリュックを下ろして休憩にする。一服後、ためしに足元のホウノ木の葉をひっくり返してみたら、げげっ、ヒルがひっついていやがるぞ。しかし気温が低いからか全く動いていない。葉っぱを思いっきり遠くに放り投げて山頂に向かう。
↓富士見平。ここは展望無し、直ぐ下に展望所。
富士見平からは右前方に道が続いている。上の写真の先が道に見えるけどこれは外れ。道は広い尾根の右側に続く。道少し登ってから木の階段を下ると「鹿のヌタ場」の水溜りが有る。池にしては小さいがヌタ場にしては大きい。
↓本川根町営鹿のヌタ場。入浴無料(獣以外お断り)。
ヌタ場の脇には大きなミズナラの木が有って標識も立っている。ヌタ場の脇を広葉樹の林を進むと木の階段の登りになる。チョットした登りだがもう山頂は近い。すぐに左上に反射板が見え始め、一登りで標識だらけの尾根上の分岐に登り着く。右へは板取山から山犬の段への道が下っている。山頂は左へ登る。
↓ダブル標識の尾根の分岐
左へ20歩で沢口山の山頂に到着した。
↓沢口山山頂
山頂の直ぐ下に反射板が有り、北面が開けている。大無限山から光岳方面が望めるはずだが、今日は曇り空で見られない。山頂には東屋と沢山のベンチが有る。今日は無人なので東屋を独り占めしてラーメンを作ったらゆっくりと休憩しよう。
↓展望無し
空模様が怪しくなってきたのでまだ早いけど下ります。富士見平で男性単独者と男女3名パーティにすれ違う。パーティのおじさんが「登山口にヒルが居たね!」と、、「そいつは私がでこピンした奴です」とは言えませんでした。
↓富士見平下の展望所から長島ダム。
富士見平から猿並平コースで下る。持っている2万5千図にはこのコースは載っていない。富士見平の直ぐ下に「展望所」の標識が有るが、長島ダム位いした見られない。「展望台」と書いてないのは「台」では無いからかなぁ、正直やなぁ。ここからはさくさくと下っていく。左手に見えているガレのある山は前黒法師岳かと思っていたが、どうやら朝日岳の様だ。丁度地図の境目になって下っている尾根がどれか良く判らない。結構下ったなぁと感じた辺りでまたまた「展望所」の標識。やっぱりここも大した展望は無い。道はさらに植林帯をどんどん下り、鹿柵に当たるとその下で送電鉄塔に出る。ここで地図を確認する。現在地は思っていた尾根よりずっと東だった。こんな地図読みで大丈夫ですか、かめさん。
↓送電線は現在地の確認に便利です
道は尾根を降りて植林帯の暗いトラバースに入る。左へ折り返したら山腹のトラバース道を寸又峡温泉へ下っていく。眼下に駐車場と自分の車が見えてくるが、道はその上を通り過ぎて荒れた林道の終点に降りる。右が駐車場だが林道は左へ続く。林道は湿気た落葉に覆われている。ヒルにびくつきながら、湿気た林道を走っているつもりでバタバタと急ぎ進めば、温泉街の端の猿並平コース登山口の広場に飛び出した。そこにはライダーがデッカイバイクの脇でゆったりと休憩している。ヒルにおびえて汗だくでぜぇぜぇ言っている自分がとんだ場違いのちん入者の様だ。
↓下ったところの林道終点
人通りが増えた温泉街を駐車場に戻ると駐車係りのジィさんが居たので、「こんちわ~」と元気に通り過ぎる。これはOKかなと車に戻って帰り支度をしていたらそのジィさんがやって来て「駐車代貰ったかのぉ?」と。さすがにしっかりしてますなぁ、ジィさん。紅葉シーズンじゃ無いのに料金とるんでっか。登山口にヒルが居たで、とぶつぶつ文句を言いつつ、はぃ、500円。
TIME
寸又峡温泉駐車場(7:35)→登山口(7:50)→展望所(9:05)→富士見平(9:50)→(10:30)山頂(11:20)→富士見平(11:50)→送電鉄塔(13:00)→(13:35)寸又峡温泉駐車場 110km 2.5h