サンクスギビングといえば、アメリカではおせち料理のような感じで
ターキーの丸焼きを始め、食卓に並ぶ定番料理があります。
ただしターキー丸焼きは時間がかかり、かつ量が多すぎて食べきれないので、家では焼きません。
夫の親戚や友人の家で集まったりする時、用意してくださったものは有り難くいただきます。
自宅の場合はターキー要素ゼロというのも寂しいので、サンクスギビング用の
マッシュポテト、インゲン豆の料理、キャンディーヤム(スイートポテト)等々と一緒に
ターキーのハムを添えて「気持ちサンクスギビングデー・ディナー」に。
もちろん、料理の他にデザートもあります。アップルパイなどの焼き菓子が多いですね。
今年はサンクスギビングデー前日に友人からクッキーをもらいました。
市内にいくつかお店があるInsomnia Cookies(https://insomniacookies.com)の
オートミールレーズンクッキーです。
営業時間が曜日によっては夜中の3時まで、Insomnia(不眠症)の名の通り
ベイクド品を売るお店としては異例の深夜営業なのでした。
クッキーの種類もチョコレートチップ等、他にもいろいろあってなかなか美味しいです。
写真のクッキーの大きさは直径が9〜10センチぐらい。アメリカではよく見るサイズです。
友人宅でクッキーを受け取って帰宅する途中、サンクスギビングデーはお店が閉まるので、
時々利用する近所の雑貨屋さんに寄りました。
そこで、クッキーの箱の「insomnia」という単語を見たお店の人(私と同年配の男性)。
ぶははは〜っ!と吹き出し大笑いしつつ「この単語の意味わかる?」と聞かれました。
えーっと「sleepless?」と返事をしたら
「そうそう!サンクスギビングは家にいっぱい食べ物あるから、
つい食べ過ぎちゃうんだよね〜、夜中にちょっと小腹が空いたら我慢できなくて。
みんなで集まったら、まあいいかって遅くまでいろいろつまんじゃう。酒飲んでさ。
僕が好きなのはチーズとミートたっぷりのラザニア。これじゃお腹周りも太るよね。
insomnia cookies、うんうん、寝てるような時間に何か食べたくなるのはわかるよ。」
と、ひとしきり彼のホリデーシーズンの食生活について笑いながら語っていたのでした。
なんでクッキーのお店にinsomniaという名前が付いているのか、ずっと不思議だったのが
彼の話で「アメリカ人にとっては受け入れやすい納得のネーミングなのかもしれない」と
なんとなく腑に落ちました(個人の感想です)。