このところ暖かいとはいえ、冬のニューヨーク、
もちろん、木々の葉はとっくに落ちて、
寒々しい景色が広がります。
日本では江戸時代に確か、江戸っ子の冬の物見遊山の一つとして、
そんな景色を楽しむ、花見ならぬ「枯野見」
というのがあった、と以前何かの本で読んだのを思い出しました。
ネットで検索してみたら、確かにありました!
”冬なら、まずは「枯野見」。
冬枯れした野原にわざわざ出かけてその寂寞たる風情を楽しむというのは、
日本的な美的感覚といえるでしょう。”
(歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人 より引用
https://www.kabuki-bito.jp/special/knowledge/tepco-life/post-life-04/2/)
というわけで、特にこの年末年始に遠出の予定もないので、
枯野見 in New York、ブルックリンのプロスペクトパークに行ってみました。
うん、セントラルパーク同様、すっかり枯れていますね。
木の上に、鳥の巣のようなものを見つけました。
まだ鳥は公園内にいるのでしょうか?
このアジアっぽい不思議な形の屋根は the Oriental Pavilion という名前で、
かつてはレストランとして使用されていたそうです。今は誰でも利用出来ます。
その近くにスケートリンクがあるので、ちょっと滑ろうかな、と行ってみたら
さすがに冬休み中とあって、チケット売り場は長蛇の列で諦めました。
リンクもこの通り、結講混んでいました。
「枯野見」、気温が寒すぎなければ適度な運動にもなりますし、
かなり楽しいですね。