NYCではブルックリン植物園の桜祭りが毎年大盛況です。
そのブルックリン植物園の隣のブルックリン美術館の前にも桜の木がたくさん植えられていて、
毎年、ソメイヨシノ(だと思います)の花見スポットになっています。
少しは咲いたかな?と思って立ち寄りましたら、まだまだ固いつぼみ。
この土日は気温が上がるのでポツポツ咲き始めるかもしれません。
桜の木の向こうに、何やらアート作品が。
The OY/YO sculpture、ブルックリンのアーティストDeborah Kassの作品だそうです。
Brooklyn Museum Has A Message For Crown Heights: YO/OY
(patch.com)
ヒップホップのスターを輩出しているブルックリンにふさわしい「YO」のオブジェ、と思いましたら
YOはスペイン語では「I」(私)の意味。
反対側から見ると「OY」。
Oy Vey
exclamation of negativity or woe
(www.yiddishslangdictionary.com)
ユダヤ人の使うイディッシュ語では、OYは一般には狼狽や憤慨の意味で、
スラングでは驚いた!とかショック〜!のように使われるそうです。
最初にこのオブジェが置かれたのはブルックリンブリッジパーク。
次にウィリアムズバーグの埠頭へ、そして昨秋からこの場所に。
この辺りはヒップホップの主な担い手である黒人の人も、ユダヤ系の人も多く住んでいて、
ヒスパニック系の人も多く住んでいます。
美術館によりますと、
この作品には、近隣コミュニティの長年の複雑な社会的力学を表現するという
新たなメッセージが加わります、とのこと。
たった二文字に様々な表現や意味を込められる作品。
それを生み出すアーティストの才能やセンスってやはり卓越したものがある、と唸りました。
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