泥から咲いた蓮の花

現在、リハビリ中なブログです。長い目で見守ってくだせ~

物語は私が作っている

2007-02-08 19:46:47 | どろな話
こんな思い出がある。

小さな頃、近所の年上の子供とケンカしてこてんぱんにやられた。
泣いて帰宅した。たぶん、日曜だったのだろう、家にいた父から檄が飛んだ。

勝つまで帰ってくるな!

家を閉め出された。私をぶちのめした相手はもう家に帰り、遊び場には誰もいなかった。誰もいない場所で、いったい誰に勝てばいいのか。陽が暮れゆく中で立ちつくした。

大人になった今の私なら、この事態を切り抜ける策はいくらでも思いつく。混乱をおさめるためのリソースはいくらでもあるし使える。「勝ち」をとりにいく必要をもたないことで安心していられる。3歳の子供ならばどうだろうか。家に帰れば叱られる。かといって窮鼠噛む猫見えず…

自分さえ強ければ、こんな恐ろしい事態は招かなかった

この思いは「強くなくてはいけない」という信念を作った。強さを求めるというよりも、弱いことへの恐怖を持ち続けることにつながった。これだけではない。さまざまな恐怖の体験は、私の中にたくさんの信念を作った。

弱いことは恐ろしいこと

この信念は、どれだけ私を苦しめてきただろうか。亡き父が私を苦しめたのではない。思い出が私を苦しめているのではない。私が抱えてきた信念が、私を苦しめている。

こんな信念はリストラだ!

というわけでちょっと神さまに電話をかける。ぷるる…ぷるる…ガチャ

  もしもし? 神さまですか? あのーちょっと信念を書き換えたいんですけど

  ほう、どんな信念じゃ?

  「強くなければいけない」ってヤツなんすけど、どうしたらいいっすかね

  そうかそうか、こんなのはどうじゃ?「強くても弱くても、私はあなたを見捨てない。ずっと一緒だ」

  おお、リストラご協力、感謝であります。さすが神さまですね


なにをどう信じるかは自由。信じたものによって感覚は導かれ、考えが作られ、行動を生み。それが人生という物語を創る。私の信念を作っているのは、私しかおらんわ!

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