『ありがち日記』

「007 スペクター」

27日~29日の先行上映初日、仕事後なので一番最後の回だったけど、
忘年会シーズンにも関わらず、なかなかの人が観に来てた。
そして多くの方がパンフレット買っていた。もちろん私も
たぶん、007ファンの方や、キャストのファンの方はこの3日間で観に行くでしょう。

以下、ネタばれあり。

今作は、前作スカイフォールの続編という感じ。
でも、ダニエル・クレイグのボンドシリーズは全てつながっている。
カジノ・ロワイヤルから伏線は貼られているので、そこから押さえておきたい。
スペクターという名の組織の存在も見えてたり。
オープニングから最後のシーンまで、今シリーズのすべての悪役もお顔が登場するし、
役名だけでも「ん?誰それ?」ってならないためにも。

個人的にはカジノ・ロワイヤルがお気に入り。その次に好きかもスペクター。
今シリーズはボンドの人間臭い部分とかが出ていて、
スカイフォールで人間臭さMAXって感じ。
それがちょっとお気に召さない方も多いみたいだけど、
もしかすると映画としては深みが増して成功なのかもしれない。
私もそういう意味では一番スカイフォールが面白いとも思うけど、
ちょっと適当ぐらいの感じが性に合ってるのか、好みとしてはちょっと違った。
(つまんないということでは決してないよ)
スペクターでも、そんなバカな~っていうカーチェイスとか、
普通にあり得ないヘリコプター内での格闘とか、
何その誰も行けなさそうな雪山の高額なクリニック、
どっから出てきたその船っていうところがあって、
私はそういう部分でものすごーくくすぐられるのね(笑)

悪役がいまいちパッとしないなぁ(好きな俳優さんではあるけど)という不満はありつつ…

レア・セドゥが演じるマドレーヌ・スワン、
殺し屋の父を持つ特殊な事情があるから「銃は嫌い」とか普通を求めているように思えるけど、
やっぱりどこかボンドに似ている部分もあって、お互いに理解できるものがあるんだろうね。
楽しみにしてたことの一つにマドレーヌとボンドの絡みがあったので、
けっこうここは満足なポイントだったかな!
一瞬の出番にもかかわらず、しっかり存在感を見せつけるモニカ・ベルッチさん。おきれい。

男性陣では、Mのレイフ・ファインズ、Qのベン・ウィショーなど、
今作ではチームとしての活躍が光ってたねー。
アンドリュー・スコット演じるCとの対決も見物。
アンスコさんはSHERLOCKのモリアーティ役だったこともあって注目してたけど、
悪い役が似合っちゃうね。どこか裏がある雰囲気。
の割にはあっさりとお亡くなりになっちゃって、あれれ~って感じだったけど(笑)

007のアイコン的な存在であるスーツや車、時計も、
今作でもばっちり気合いが入ってたね
正直、車についてはよく分からないけど、カッコいい~欲しい~とは思った。
やっぱりスーツ萌え!とにかく眼福
トム・フォード分かってらっしゃるよな~、ダニクレの格好良さを引き出すんだもの。
同じくスパイ映画のキングスマンでもスーツのセンスは抜群に良かったけど、
それとも少し違う視点で素晴らしい。
ダニクレ(ボンド)とセットになって初めて美しい芸術品。うまく言えないのがもどかしい!

どうやら、この格好良いダニクレボンドともお別れ?の予感…
何となくそういうことを匂わせてたような気がするラスト。
いや、続いてくれてももちろん大歓迎なので、どちらでもいいんですけどね!
長く続いたシリーズで歴代ボンドに根強いファンがいるんだもの、
次に選ばれた人がプレッシャーだよなぁ…と余計な心配もしてみる 


今年はとにかくスパイ映画大豊作で、このスペクターでそれもひとまずお終いかな?
そろそろ、重厚なものも観たいかも。
裏切りのサーカスみたいな派手なアクションなしの心理戦で魅せるやつ。 


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