『ありがち日記』

「デビルズ・ノット」

2013年の映画。
1993年に実際に起こったウエスト・メンフィス3事件を映画化したという作品。
私自身はその事件について全く知らなかったので、かなり衝撃を受けた…
何というか、ただ残虐とかじゃなく怪奇というか…とてもおそろしい事件。

当時10代だった少年たち3名が、犯人として浮かび上がるが、
その経緯も何だか怪しく、警察も検察も判事も、そして地元住民や殺された子どもの家族すらも、
みんな信じられないという気持ちになってくる…
調査員(いわゆる私立探偵?)のロンが、淡々と真相を明らかにしようとし、
次第に証拠となるようなものが出てくるに従って、これは冤罪なのではと思わせられる。
警察側の対応がずさんだったのか、意図的に操作されたものだったのか、
この映画を最後まで観ても、はっきりとした結論を導くことはできない。
実際に、今も未解決事件(少年たちが犯人だとされたけれども)として謎が多いらしい。
鑑賞後の後味は悪いよね…

しかし!
主演がコリン・ファース、そしてリース・ウィザースプーン、デイン・デハーン、ブルース・グリーンウッドと
なかなかキャスト陣も渋く、難しそうな役どころを演じきっていた。ここはさすが!と言わざるを得ない。
淡々と事件の経過を追った映画で、派手な演出とかではないので余計に難しかったろうと思う。

これを観ながら思い出していたんだけど、
最近、実話をもとにした韓国のサスペンス映画を何本か観て、
どれも後味は悪いものばかりだったなぁ…
(だからと言って、「=面白くない」というのとは違うよ!)

ここらで、ま逆の映画も観たいわー(^_^;)軽いノリの!
3月はこれから観たい映画が盛りだくさんなので、可能な限りは映画館で鑑賞したい。
一番観たいイミテーション・ゲームが地元映画館では4月末からという残念なこともあるけど… 


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