『ありがち日記』

「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」

ケネス・ブラナー版ポアロの第3弾。


ストーリー
第2次世界大戦の後、ハロウィーンを迎えたベネチア。一線を退き、ベネチアで過ごしていた私立探偵ポアロ(ケネス・ブラナー)は、謎の霊媒師(ミシェル・ヨー)が古ぼけた大邸宅で行う降霊会にしぶしぶながら参加する。そこで招待客の一人が殺害されたことをきっかけに、ポアロは邪悪な世界へと足を踏み入れることになる。 

最初は違和感ありありだった(わたし的に)ポアロのビジュアルも、3作目ともなると見慣れてくるから不思議。少し訛りを入れた英語の発音も相変わらずさすが。ケネス・ブラナーが好きな人は、今回もたくさんの顔アップが観られるから最高だよ!

今作は「ベネチアの亡霊」という原作があるわけではなく、『ハロウィーン・パーティー』が元ネタになっているという。映画が公開される前にと読んでみたけど、けっこう地味…だよね?

ということで少し不安もありつつ観に行ったところ、なかなか良いじゃん。ホラー強めの面白さ。確かにハロウィーン・パーティーも出てくるし、登場人物の名前も同じだったりするけど、いろいろな設定が変わっていてもはや別物として考えてもいいかもしれない。

いや、こんなにホラー映画として楽しめるとは思っていなくて…(え?笑)

ミステリーかと言われると、まあミステリーなんだけど、、、特に殺人が起こった時にみんなが走って現場に駆けつけるところなんか、まるで金○一少年の事件簿を見ているかのように錯覚しちゃった(笑)

これまでの2作が壮大な舞台でありながら作り物っぽい背景なのが気になっていたのだけど、今回は実際にベニス(ベネチア)の街並みだったり、本当に幽霊が出そうな古いお屋敷であったりと、こじんまりはしててもリアリティがある。雰囲気はこれまでで抜群に良かったと思う。

そんなに長くもないので、さくっと楽しむならアリ。
個人的にはこんな感じで長くシリーズ化してもらってもいいよ。私は好き。
(もはや今作はポアロである意味があるのか?とすら思ったけど…)

さて、今週末からジョン・ウィックが始まるねー!こっちも楽しみ!土日は家族で動く用事があるので来週の平日休みで観る感じかな。



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