原題は「ATONEMENT」。
思うに、つぐないと訳すより、まんま「贖罪」としたほうが、映画の雰囲気にもあっているような。
「プライドと偏見」の監督&キーラ・ナイトレイと来たら、もう手を延ばさずにはいられず…
↑の作品は、萌えながら見ていたんだけど(それもどうなんだ…)、
これは何と言うか重かった…です…ね…。
身分違いの恋。
そして、大人と子どもの境目にあって、多感で無邪気な13歳の少女が犯してしまう小さな過ち。
この小さな嘘が、戦争真っ只中、恋人たちの運命を狂わせてしまい、
少女は大人になって、全ての事情がわかってからというもの、ずっと罪の意識で苦しむ。
結局少女はお姉さんと仲直りすることは一生できなかった。
恋人たちの運命だけでなく、この少女も運命を狂わされた1人。
なんか救いがないのは悲しい。
すっかり年をとり、有名な作家となった今、
せめて小説の中ではと、幸せな2人の様子を描くことで罪滅ぼしになったのかと語る。
映像的にも幸せそうな2人の姿を見て、何となく「あぁ、救われたな…」と思う反面、
そうなのかなぁ?そういうものなのかなぁ?という疑問も。
こんな経験ないからわからないのだけど、取り返しのつかないことをしてしまったら、
やっぱりずっと悔やみ続けるんだろうと思うのだ。
私はふとした時に思い出して、未だに胸がきゅーっとなるようなこと、あるけどなぁ。
とても良い映画だった。悲しいけど、好きなのかもしれん。
キーラ・ナイトレイからも目が離せないけど、相手役のジェームズ・マカヴォイもGoodだ!
見ていて苦しいくらい感情移入してしまう。
たまにはそんな映画も良いのね~ん。
最後に。
バッチさん、そんな役で…って感じで出てました、はい。
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