『ありがち日記』

新潟へ~その2~

2日目は、新潟市内へ向かう。
途中、亀田製菓のでっかい工場を見て、「ああそうか、米があるところはせんべいも…」と納得。
そういえば、新潟にはおかきやせんべいのメーカーも多いな、と。

最初に訪れたのは、こちら。

登録有形文化財にもなっていて、豪農の里でも新潟一の規模である伊藤邸を一般公開。
今は財団法人の管理となっているけれども、実際に住んでおられるとか。今は8代目伊藤文吉氏。

解説員の方からお話を聞いて回るけど、とにかく規模が大きすぎて想像できない広さの敷地。
かつては1370万㎡もの殿は他を所有していたそうだ。
部屋数は100を超える。数えてないけど。 


解説が終わると、ゆっくりと中を見物。
この梁に使われている木も、一本なんすよ!継ぎ足ししてないんすよ!
ところどころに展示されている美術品類も、代々の当主が集めたもののようだけど、
「いい仕事してますね~」で有名なあの方も、いくらなら譲ってくれるか?と言わしめるほどのものも。


向こうに見えるは、大広間。庭の木々も丁寧に管理されてるのか、立派な松の木があちこちに。


大広間から臨む庭園は、いわゆる回遊式庭園。
1枚の大きな絵を見ているかのような錯覚を起こす、本当に見事な庭園。紅葉の時期は素晴らしいだろうね。
この部屋を囲む廊下には、柱がなく、釣欄間というそうな。この庭を見るためにそうなっているのね。
(ここ、某CMでも使われていたよね…?)

他にも茶室や三楽亭という見事に正三角形の建物(畳や家具、建具が三角形やひし形!)もあり、
見ごたえ充分の豪農屋敷でありました。
かつて住み込みで50人くらいの使用人がいたそうですからね。一日で1俵の米を食べてたそうですよ。
そんな暮らしっぷりは想像できないなー^^;

ぶらぶら見学していると、おや、あのご老人は…?8代目文吉氏…??
まあ今でも住んでいらっしゃるのだから歩いていてもおかしくはないんですけど、
気軽に「どちらから来たの?」と話しかけていただき…
恐縮しながらも「岩手から、2泊の予定で…」なんてしどろもどろに答えると、
「はぁ。。。今の日本人は急ぎ過ぎだよ。私が岩手を旅行するなら2週間くらいかけるよ」と。
ごもっともです!!!本当はもっとゆっくりしたいです!!!
お話されることも何と言うか偉大というか、尺度が大きいというか、ビッグというか…
外国の方にも流暢な英語でご案内されているし、いろいろ積み重ねてこられた方だなぁと、
これだけのお家を背負っていて、きっとご苦労もあったはず。
ずっとお元気でいてください、、、

私なんかはその威圧感で小さく縮んでしまったんだけど、
お次に向かった先で回復!(笑) 

~つづく~ 


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