本日レディースデーで鑑賞。
予告でいつも気になっていて、さらに鑑賞した方たちのネタばれ無しの感想をチラチラ見ていて、
これは絶対観に行かねばと思ってました。
なんと言ってもあの“ばかうけ”にそっくりな形の物体が何なのか…
まずは、あらすじから。(シネマトゥデイさんより)
巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。
まず、ばかうけの宇宙船ですが、これがすごい謎めいていて魅力的。
映画の中でも未知の物体だけど、SF作品をこれまでいろいろ観てきた私たちにとっても未知。
その中に潜入するときのドキドキ、音響効果も相まって、すっかり引き込まれました。
また、それは中にいる者たちに対する印象にも通ずるものがあって、
「足はどれ?頭はどこ?」みたいな疑問も、いかに宇宙人に対する固定観念に囚われていたかと
気付かされることになりました。
この映画のポイントはそういうところにあるのだと思います。
宇宙船や宇宙人の造形だけではなく、「時間」というものの捉え方。
ルイーズは謎の文字を懸命に読み解く中で、
娘の誕生、成長、そして別れという各シーンを
時間の流れは関係なく断片的に、フラッシュバックのように思い出します。
映画の冒頭で観た映像のこともあって、私たち観客も、彼女が過酷な任務の中で、
過去の出来事がフラッシュバックしているんだと思わされています。
ところが、ここに大きな仕掛けがあったんですね。
最終的に、彼女は非常に重要な人生の選択に迫られることになります。
わぁーなんて深い人間ドラマだったのだろう…と、この時に思いました。
文字解読の方法や、文字の形も独特で面白かったです。
墨っぽいというか黒い煙っぽいもので書かれる文字。
ジェレミー・レナ―の役も良かったですね~。なんかホッとする存在。
宇宙人vs人間という闘いではなく、
争いがあるとすれば、人間同士、国同士の面倒くさい政治的な問題かな。
これは現代の風刺的な面も感じました。
こういう作品がじわじわと後から効いてくるんだよなーと余韻に浸りつつ…
原作も読んでみたいと思いました。
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