The wORLD of the wIREwORK

針金で色々作ってます

LM.Cのこと

2010年03月04日 | 音楽
「GHOST†HEART」を聞きました。
最近の音楽事情はまるっきり分かりませんが、LM.Cとabingdon boys school位は知っています。
中学のときから大好きな浅倉大輔とピエロの遺伝子がこのような形で聞けるなんて。僥倖。

ところで、今週のジャンプは、というか「ブリーチ」は山本総隊長がきっちりと自分の仕事をしてくれていました。数週間前まで総隊長ナニやってんだよ、馬鹿やろー、と荒んでいた自分が恥ずかしいです。現場の声は上には届かないと、ディスコミュニケーションの理由を自分のミスに落としこまないで上層部批判に逃げるのはいかんことですよ。自らが努力をしないとね。
そういう訳で、今回は大好きなLM.Cのことを書きますが、私のブリーチへのい、いつも何…だと…ばっかりじゃないの!(でも好き!)というツンデレ気味な敬意を表して、愛染のこの言葉を自戒の言葉としてはじめましょう。
憧れは、理解から最も遠い感情、だってさ。

さてさて、音は過去作品の「oh my juliet」と似た感じでした。説明になっていませんね。ノリのいいハロウィン(メタルではない方の)をイメージした曲で、なんだかいい感じ。

良いアーティストは、いつも同じことを、前とちょっと違う表現で作品をプレゼントしてくれるそうです。つまり、いつものアレが欲しいと思っているファンに、少し違うアプローチでハラハラさせつつ、結局同じ着地点について安心させてくれる、と。
毎回同じ、や全然違う、だと私みたいな軟弱なファンはついていけないませんよ。判子絵じゃねーか、とか作画崩壊な件www、とか好き勝手なことを言い出しますからね、私は。

そういう意味ではLM.CはいつものLM.Cでした。


  I wish you were here... I could die for you, But I am already dead
  燃え上がる願いは風に乗って 夜空を流れるあの雲のように
  こんな星の夜 ボクは歌い キミが踊る
  誰にもこの姿は見えない 誰にもこの声は聴こえない
  夜が終わる頃 ボクの隣 キミはいない ただそれだけ ねぇただそれだけ


こういう、「手持ちはこれしかないけど、最大限に活かしてやんよ」という内省的かつ建設的な人間像が本当に上手いなあ。自虐的だけど優しい感じというか。
「あなたのために」というJPOP的な意味では手垢がついたモチーフを、でもストレートにではなく、自虐的な優男が「ではこのように」と踏み出すことを物語り、POPなサウンドに乗せることがLM.Cの骨法でありましょう。
今回も100点満点です。

もう一曲(今でもB面というのでしょうか?)の「A Blueberry Night」。
失恋の歌ですが


  写真のなかの笑顔はまだ こんな日が来ることを知らずに
  寄り添って最初の季節に揺れてる


なんて21世紀も10年も経ったこの時代にこんな表現がサラリと言えるのも、やはりLM.Cならでは、だと思います。というか「最初の季節に揺れてる」とか失恋した、いわば特権状態にある女性の自意識ではサラリと言えるものなのでしょうか?それを見越しているのであればもっと凄いと思います。

あんまり自戒していなかったですね。

追記:そういう歌詞にやっぱりドキがムネムネしちゃう自分を書かないのはアンフェアですね。LM.C最高。

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