カテゴライズ ミー②

おはようございまし、た。
今までは寝ていたことして下さい。２月はまだ寒い、３月から本気を出します。

　
さて。

人は、同じようなものを一覧として集めて、違い毎に分類したがります。
これは、私の中学の時の理科を受け持ってた教育実習生のS先生が授業中に言っていた箴言です。

元素表についての彼の理解とは、いっぱい集まったから一目で分かるように表でまとめてみよう、分かりやすいぞう！　だそうです。

音楽を聞くとき、ジャンルで聞く方がいます。ロック、パンク、アニソン、電波などなど。
ロックのなかにもビィジュアルロック、そしてその中に、密室系。割と無意味なくらい細分化と名付けと階層化が行われています。
音楽はその形態においてプリミティブとキュアパッションを基調としていますので、際限ない区分もそれなりにそういう意味のあることなのでしょう。自分の嗜好にカスタマイズされた音楽にすばやくキャッチアップできるように。

いっぱい集めて一覧にする欲望を、カテゴリー欲と今名前をつけましょう。そして、一覧表の中身はそれぞれが同価値であることが、より純粋なカテゴリー欲を満たしているといえます。

例えば、黄金聖闘士の場合。黄道十二宮を模したクロスを聖闘士の中から最強（デスマスクは除く）の聖闘士が配属されるます。一応、黄金聖闘士同士は不可侵であるため同価値（デスマスクは除く）な為、かなりカテゴリー欲を満たしてくれます。

昔の偉い人は、人がエロいことを話して「性の開放」だのナンだ、と言い訳するのは、自縄自縛をしている馬鹿だ、と言っていたそうです。
つまり、エロ話を高らかに言うことで、人は自然に変態カタログの作成を目指します。そのカタログは管理をすることに使われます。規格外のもれたものはまた別途カタログを用意して、別のカタログを作る。
そういう作用が結局自身を律するモードになり、あまりに無自覚に振舞うことは格好よくはない、ということです。

つまり、何が言いたいかといえば、カタログなんてお遊びでやる位がちょうどいいと。○○（お好きなジャンルやカップリングを入れて下さい）の定義から外れているからダメ、とかあんまり本気で言うもんではないんじゃないでしょうか。

では、また三月に続きを書きます。