立ちわかれ いなばの山の 峯におる 待つとしきかば 今帰りこん
一昨日の夜、0:30頃に仕事から帰宅すると、
出迎えてくれるはずのにゃったさんが姿をみせませんでした。
おかしいなぁ?と、不思議に思い家中を探してみたものの見当たらず。
「今晩は焼けに蚊が多いんだよなぁ」と、こぼす父。
にゃったが居ないことを伝えると・・・・
「まずい!にゃんた(父はにゃったをにゃんたという)は外に出ちゃってるぞ!」
どうやら、窓を開けて網戸を閉めたつもりが閉めておらず、そこから脱走したようす。
どおりで蚊が多いはず・・・・
ドアや引き戸、網戸を自ら開けることができないにゃった。
ドタバタしていたせいか、熟睡していた旦那さんも目が覚めたようで、
3人でにゃった探しに真夜中の町内へ。
我が町内、恐ろしいほど静かで夜中に歩く人もほとんどおらず、
わたしたちの行動はかなり怪しく、あまり音をたてると近所迷惑にもなるので、
なるべく静かに行動し、草むらや車の下などを探し歩きましたが見つけることができませんでした。
父の落ち度ではありますが責めてもどうしようもなく、父自身が落ち込み、かなり焦っていたので、
「暗闇を探してもなかなか見つからないだろうし、明日の朝探そう。そのためにもとりあえず寝よう」
と、玄関ドアをバッタンバッタンさせている父に言い聞かせ、
眠れちゃう薬を口にし、
「事故にあっていませんように」と祈りながら床につきました。
翌朝、聞きなれた鳴き声が!?
にゃったさんが帰ってきたのでありました!
5時前に起きた旦那さんが、まず、ごはんの箱をめいいっぱいガシャガシャ大きな音を響かせ、
家の周りを探し、近所を探し、道行く人から怪しい目でみられながらも、
逃走すると車の下でシャー!シャー!やっているにゃったを思い、車の下などを探し歩いたよう。
が、その姿は見当たらず、もう一度家の周りをみてみると
脱走した窓の外にある棚の上で↑のような格好でいたそう。
外へ出ると必ず兇暴化するにゃったさん。
が、このときは、旦那さんをみるやいなや「あーーーん」と甘えてきたそう。
「ごはん食べる?!」と、声をかけると伸びをしたので、その時に抱っこをしたら・・・
シャーーーーーーー!!!
と威嚇したようで(よくわからん)、構えたものの、また逃走されると困る!と、しっかと抱き家の中へ入れたよう。
すると、コロンっと甘えた態度に・・・
成猫(約2歳)で我が家に来、脱走の度に威嚇され流血覚悟で抱え込んで連れ戻してきました。
一晩どこで過ごしていたかわかりませんが、5年の間に自分の家をわかってくれたのか、
今まで一度も自ら戻ってくれたことがないのに、自ら戻ってくれたにゃったさん。
安堵と嬉しいのと、不思議な気持ちが入り乱れました。
とにもかくにも、戸締りはしっかりしなきゃと改めて念を押した次第です。
それにしても、一晩どこでどうしていたのやら??
少し汚れてはいたものの、怪我もなく、エリザベスカラーも付いたままでした。
近所にはノラさんが多いので「喧嘩してるんでは?」と心配していたのです。
また、さらに食欲大魔神になり・・・・
この暑さの中でも出したごはんはペロっと残さず食べ、催促アピールも激しくなりました。
とにもかくにも、帰ってきてくれて本当に良かったです!