キヤノンEOS M100、いまだ最も活躍している。
センサーサイズはAPS-Cで、使用しているレンズはキットで付いてきた2本に加えて後で購入した2本。
<レンズ>
EF-M22mm F2 STM (キット/単焦点)
EF-M15-45mm F3.5-6.3IS STM(キット/標準レンズ)
EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM(望遠レンズ)
EF-M 11-22mm f/4-5.6 STM(超広角レンズ)
この4本と本体を小さなポシェットに詰め込んで、あちこちに歩き回って機動撮影。
「小さい」「軽い」ことが私の用途での最優先事項。
新品購入したのは、4年半前の2020年1月。
当時は、APS-Cのカメラが新品で税込43,000円で購入できていた。
それを考えると、ダブルレンズキットにすると最廉価でも15万円近くする昨今は、価格が3倍になってしまっているわけだ。
正直に書いてしまうと、性能はそれほど進化しているわけではない。
瞳追従とか連写スピードとか、風景写真をメインにする人間にはどうでも良い機能が付加されているけれど、
写り自体に明瞭な差は感じられないのだ。
まあ、このEOS M100とレンズの写真はNIKON Z5というフルサイズ機で撮影しているわけだけれど、
日中の風景写真じゃ大差ないから、軽くて小さいが最大の正義。
その意味ではニコンのNIKON1 J5の方が最強だ。
けれど、2拠点生活をしているので、よりお気に入りのニコワンは別の家に置きっぱなし。
普段使いのお散歩カメラとしては、最廉価のCANON EOS M100が5年近く経過していまだ最前線で活躍している。
いくつか、作例を。
日中の風景写真に、なんの不足もないのです。
逆光でも、十分に耐えてくれる。
夕刻、暗くなってきてもかなり良い感じ。
ノイズリダクションを全く使っていないけど、夜でも微妙なライトの明るさをしっかりと捉えてくれる。
こういう良心的価格の高性能機があるから、キヤノンやニコンはかつて隆盛を極めていたわけだ。
普段iPhoneで撮影している人間が、いきなり10万円以上のエントリー機っていうのはかなりハードルが高すぎると思う。
実際にこのクラスで陰影ある写真が撮影可能で、「のっぺり」としたスマートフォンとの違いに愕然とするものだ。
そして私のように、レンズ沼にハマり、フルサイズ機まで購入してしまうという地獄に落ちていくわけだ。
まあ、世間はそうでもなくて、スマホ並みに「のっぺり」した画質のソニーの方が違和感なくて一時期ウケてしまったわけだけど…
そのミラーレス黎明期の謎現象も、以前書いたように終焉を迎えたわけだ。
私は今、原点に帰ってAPS-Cエントリー機さえあれば、一般ユーザーにとって上級機は不要だと確信している。