ユーロビートはバカにしていた、1987年。
なんともチープで定型化されたサウンド。
ディスコで流される軽薄な音楽。
そんなイメージ。
でも、Rick Astleyのこのアルバムだけは好きだった。
何度も聴いた。
それは、とても面映い10代末期の記憶と結びついているからにほかない。
ここでは、それについて言及しない。
永遠に語らぬひとりだけの秘め事。
その事象とこのユーロビートが見事にシンクロした1987年。
はからずも、いま居住している渋谷区の某エリアでのささやかな事件だった。