50代にして、ベース・ギターをはじめた。
ピーター・フックとサイモン・ギャラップに憧れていたのでベースに挑戦したいとずっと思っていたのだけれど、
新型コロナを機会にスクールに通ってついにスタート。
2〜3年前のことだ。
で、キーボードを駆使して曲作りもはじめた。
使っているのは、Logic ProというAppleのソフト。
超ド下手だし、出来上がってくるサウンドはとても人様に披露できるような代物ではないけれど、
楽しいんですよね。
で、愚息の「お父さんは動画編集が向いてるんじゃない、カメラ好きだし」という一言に乗せられて、動画編集を始めてみた。
これ、まだ2ヶ月くらいの話。
仕事で簡単な切った貼ったはやっていたけれど、本格的にスキルをあげたいと思った。
使用しているのは、「Premiere Pro」「After Effects」というadobeのソフト。
ついでに「Photoshop」「Illustrator」も修行中。
56歳の初挑戦だ。
で、またまたスクールに。
こちらはオンライン専門の「Studio US」。
価格が安いから入学したのだけれど、まあとにかく不親切。
説明が雑な上に、講師の質がバラバラ。
ほとんどの講師が、「ここはこうやって」とバキバキ進行していく。しかも、ボソボソ声で…
「だからあ、授業料払って学ぼうなんて人は、初心者なの! その"なんちゃら"いう作業をするためには、どこをクリックすべきなのかから、丁寧に説明せい!」
というわけで、ストレスばかり募ってなかなか進行しない。
格安とはいえ、何十万も支払っているのにこれはひどい。
ようは、「ちゃんと初心者が順を追ってスキルアップできる構成にしといてくれよ!」という話。
愚痴になってしまったけれど、
幸い私はカメラの扱いには慣れているし、某公共放送のプロデューサーが友人だし、モデルの友人もいる。
仕事柄、簡単な映像編集もしたことがある。
というわけで、実際に撮影してディレクションして編集スキルを磨くことができている。
スクールの授業には必死で喰らいつき、自分の実践動画で実現したいスキルを学び取っている。
ので、スクールは無駄にはなっておらず、非常に役に立っているというのが真実。
56歳会社員の挑戦、これだけではない。
一番大きいのは、長野県への移住。
33年続けた音楽業界・芸能界のお仕事から離れ、注文住宅を販売する地元密着型企業へ転職。
その思いの詳細はのちのち動画にしていこうと考えている。
ちょっとだけ話してしまうと、それは生き方の大転換。
自分のための仕事から、自分を使っての他人のために生きる仕事にシフトしたいと心の底から強く願ったからだ。
スピ的な話は大嫌いなのだけれど、あと3年半で定年を迎える56歳の男が、
あたらしい土地と業界でチャンスをいただけるなんて、思いが通じたとしか思えない。
誓い通り、地域と関わりできる人々のために、精一杯役に立てればよいなと思っている。
いくつになっても、勇気と誠実さを大切に気力を充実させておきたい。