PIONEERのS-CN301-LR。
この音が\18,000以下で購入できるのは、価格破壊だ。
30年以上27cmや30cmコーンの3WAYを「いい音」として聴いていた私が小型ブックシェルフの世界にハマったのは、DALI「ZENSOR1」がもたらした衝撃のためだった。
しかし、このパイオニア「S-CN301-LR」……。
好みがあるのは承知の上で、\75,000以上するJBL「4312M II」よりはるかに良いと思うし、DALI 「ZENSOR1」より音のバランスが取れていると思う。
そして、今となっては、30cm級の3WAYを聴いても単純に「ガサツ」だとしか感じない。
具体的に言うと、高効率を謳うコーンの音は乾いて紙っぽさしか感じないし、筐体や壁面・室内の家具などと低音が共鳴して音にまとまりが生じないからだ。
もちろん、木造建築6畳間という自身の視聴環境においての話だ。
大型スピーカー、30畳以上ある防音室じゃなきゃ買っても意味がない。
なんとなくのイメージに過ぎないけれど、真実に近いような気がしている。
ようやく長年の3WAY呪縛から解き放たれた感覚だ。
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アンプは、購入して丸30年以上経過するSANSUI 「AU-α607」をつないでいる。
このアンプ、メインシステムのラックスマン「L-505 uX」に比べたら精細さにもパワーにも劣るのだけれど、出音の「マイルドさ」が特筆すべきポイントで、圧縮音源のアラを見事に隠して心地よく鳴らしてくれる。
PCオーディオ、デスクトップ・オーディオには、このサンスイのアンプの方が、適任なのだ。
古いSANSUIのアンプを未だに愛用していて、そして6畳間で今なおJBLやDIATONEの3WAYスピーカーを鎮座させている人は、一度このたった18,000円未満のパイオニアのスピーカーを購入してみることをお勧めしたい。
最初のうちは、「JBLの方が低音の迫力が段違いでいい」「DIATONEの方が高音がはっきり聞こえる」などと安物スピーカーの粗探しをして悦に入ることができるかもしれないが、やがて「あれ?」と気づいて、むしろJBLやDIATONEの3WAYが鳴らしている「不快音」の方に耳がいってしまうことだろう。
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